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博報堂DYホールディングスと博報堂ミライの事業室、生活者のウェルビーイング・リコメンドエンジンの特許取得
―クライアント企業に、リコメンドエンジンの仕組みを提供開始し、 ウェルビーイング事業やサービス開発を支援―

2023.08.24
#テクノロジー#ミライの事業室#新規事業

株式会社博報堂DYホールディングスの研究開発部門マーケティング・テクノロジー・センター(以下 MTC)と株式会社博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は共同で、嗜好や価値観などの心理的情報をもとに、生活者一人ひとりのウェルビーイング向上に資するリコメンドを行う「ウェルビーイング・リコメンドエンジン」を開発し、特許を取得いたしました。(特許7325598号)
このエンジンを活用するウェルビーイング・リコメンドの仕組みを「Well-Giving Cycle(ウェルギビング・サイクル)」と名付けて提供を開始し、クライアント企業のウェルビーイング事業やサービスの開発を支援いたします。

博報堂ミライの事業室は、生活者一人ひとりのウェルビーイングの実現を目指し、「Better Co-Beingプロジェクト」を推進し、事業創造に活用する診断指標「生活者ウェルビーイング21因子」を開発するなど、様々なパートナーとともに共同研究や事業開発に取り組んでいます。またウェルビーイング分野での研究開発は、博報堂DYホールディングスのMTCと連携して行っています。
その中で、生活者一人ひとりのウェルビーイングの実現には、主観的なウェルビーイングに基づいた「究極のパーソナライズド」と「習慣化のデザイン」の設計が重要であることが分かりました。こうした背景からMTCとミライの事業室は、多様な生活者とウェルビーイングに携わる事業やサービス、商品をつなぐことができる仕組み「Well-Giving Cycle」の開発とそのリコメンド方法の特許出願を行いました。

「Well-Giving Cycle」は、生活者の属性などの客観的なデータや、性格・価値観など生活者一人ひとりの主観的なデータを獲得し、ユーザーの潜在的な心理状態を表現する因子を分析、それらをサービスや情報に紐付けて、ユーザーにリコメンドする仕組みです。
「生活者ウェルビーイング21因子」で分類した、ウェルネス分野(健康)、ニューネス分野(新しいものとの出会い)、コミュニティ分野(人とのつながり)といった主観的ウェルビーイングのデータに関する回答によって、潜在的な心理状態を把握し、生活者一人ひとりにあわせたサービスや情報をリコメンドすることができるほか、それらの結果を踏まえて企業が新たな商品やサービス開発、インナー向けの施策などに活用することが可能です。
ウェルビーイング行動を促進させる「Well-Giving Cycle」は、組み込む事業内容、対象となる顧客、実施場所にあわせて、UI/UXを変え、その人にとって最適で新たなサービスや情報をリコメンドし、それぞれの行動習慣を変えることで、生活者一人ひとりのウェルビーイングを実現します。

MTCと博報堂ミライの事業室は、生活者の心を起点にした次世代のマーケティングの実現を目指し、様々なステークホルダーと協力しながら、未来のウェルビーイングな社会の創造に貢献してまいります。

【博報堂 ミライの事業室】
2019年に発足した新規事業開発組織。「チーム企業型事業創造」を方針に、博報堂が自ら事業オーナーとなり、多様なパートナーと連携して大きな事業の実現を目指します。博報堂が強みとする生活者発想とクリエイティビティを活かした事業創造を通じて、事業の先にあるミライの生活創造、社会創造に挑戦していきます。
http://mirai-biz.jp/

「生活者ウェルビーイング21因子」リリース
博報堂ウェルビーイングプロジェクトWEBサイト

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