
株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉健司、以下 博報堂)、独立行政法人国立青少年教育振興機構(本部:東京都渋谷区、理事長:古川和)、I-レジリエンス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林誠、以下I-レジリエンス)の3社は、「レジリエントライフプロジェクト」の活動の一環として、自然・社会・個人のあらゆるリスクと困難を乗り越えるチーム・レジリエンスを高めるキャンプ型体験研修プログラム「令和サバイバー養成キャンプ for Business」の提供を開始いたします。
「令和サバイバー養成キャンプ for Business」は、自治体向けに提供実績のある「令和サバイバー養成キャンプ」を企業向けに改良した2日間の研修プログラムです。本プログラムでは、企業活動を脅かす突発的なリスクや課題について自ら考え、知恵と想像力を組み合わせて、全員でしなやかに解決していく力である“チーム・レジリエンス”の向上を目指します。
本研修は、個人と組織のレジリエンス向上を目的として構成された2日間の体験型研修です。参加者個人と組織がそれぞれ目標を設定し、体験と振り返りのサイクルを繰り返すことで、職場での実践的なチームワークとつながりを身につけていきます。
【令和サバイバー養成キャンプ for Businessの特徴】
【Day1プログラム内容】
1日目は、オリンピックセンターの緑豊かな自然環境の中で、チーム・レジリエンスの向上に向けたアスレチックプログラムと、タイガー魔法瓶株式会社の「魔法のかまどごはん」を活用し、災害環境下を想定した炊事体験を行います。職場を離れた環境下で、業務では見られないチームメンバーの意外な一面や行動などを見出すことができます。

【DAY2プログラム内容】
2日目は、DAY1で得られた気づきやチームの一体感を、実務に活かすためのワークショップを中心に実施します。まず、独自の指標である「レジリエントライフスコア※」を用いて、参加者一人ひとりのレジリエンスタイプを診断します。これにより、個人の強みを客観的に把握すると同時に、チーム全体としてどのような特性を持つのかを可視化します。その上で、チームの実務に潜むリスクや課題をチーム全員で洗い出します。最終的に各自のレジリエンスタイプも踏まえながら、チームとしてのリスク対処法を考えます。


最少参加人数は8名、最大参加人数は64名となります。
(8名1グループで構成予定)
※ 金額は概算になります。またプログラム実施内容に応じて変動します。
※ 参加者の移動・宿泊に伴う費用、講師の移動費は別途ご請求いたします。
【DAY1】アクティビティやアスレチックプログラム、グループ内の振り返りの様子

【DAY2】ワークショップおよび各グループの発表の様子

昨年度より、東京都多摩市にて計4回の「令和サバイバー養成キャンプ」を実施しています。2025年7月に実施した際の地域市民アンケートにおいて、9割以上が「満足」と回答しました。コンテンツ評価についても、「防災を楽しみながら学べる」「子どもからシニアまで、多様な人が参加しやすい」という声が多く聞かれました。
自然災害をはじめ、社会、そして個人に起因するリスクまで、あらゆるリスクが生み出す困難を乗り越えるためのレジリエンス(適応力、回復力、教訓を得て成長・予防のサイクルに繋げる力)を高め、より豊かな生活の実現を目指す取り組みです。I-レジリエンスが主体となり、企業と研究機関との共創型プロジェクトとして、今後、①各種メディアでの継続的な情報発信、②地方自治体や企業との共助型コミュニティの推進、③商品・サービスの開発と認証、④レジリエントライフに関わる研究開発などのアクションを実施していきます。
※レジリエントライフスコア:生活者のレジリエンス能力を、「日常を守るために備える」「情報を見極める」「困難な状況にも前を向く」「周囲に助けを求める」「状況を受け入れて柔軟に楽しむ」「新しい自分に挑戦する」という6つの行動の傾向をもとに、日ごろからの備えによって困難を吸収する「吸収力」、新しい対処方策を取り入れることでそれまでの日常を守る「適応力」、それまでの日常が一変するほどの困難に対し新しい日常をつくり直す「変革力」の3つの力の組み合わせで評価する独自の指標。