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ヒット習慣予報 vol.129 『浮かせて収納』

2020.07.22
#トレンド

こんにちは。ヒット習慣メーカーズの武藤です。

関東では梅雨が長引く予報で、なかなか外出しにくい状況が続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

おうち時間が増え、掃除できる時間もできて断捨離をしたり家で過ごしやすくアレンジしたりする人も増えたのではないでしょうか?
そこで今回は、家の空間を有効活用し、おしゃれに収納スペースにしてしまおう!という「浮かせて収納」をテーマにします。

そもそもみなさん収納スペースは足りているでしょうか?下記のデータを見ると部屋の多さにかかわらず、全体の約7割の方に収納満足度が足りていないこととそれぞれの悩みがわかります。

そこで、雑誌やSNSなどで「収納」を調べてみると、「浮かせる収納」の特集や「#おしゃれな収納」「#浮かせる」などのハッシュタグを用いて収納場所を増やして、なおかつおしゃれに使いやすくした投稿が多数見つかりました。

では実際にどんな「浮かせて収納」があるのでしょうか?

私が一番目を引かれたのは、バスルーム、洗面台です。
毎日使うシャンプーリンス、歯磨き粉や歯ブラシ、石けん、洗面器など、水回りに置いておくことの多いこれらのものは、壁が傷つかず取れにくいマグネットや引っ掛けるクリップで浮かせて空間を利用し、手の届きやすい場所で使用しやすくなっていました。そしてとにかく乾きやすい。シャンプーリンスは特に底面がヌルヌルしやすく、お掃除も手間がかかりますよね。ここが一つの浮かせポイントかと思いました。

そして次は、リビングです。
ゴミ箱がダイニングテーブルの横で浮いていました。通常は床に置いておくゴミ箱。浮かせることによりつまずく心配もないし、ゴミ箱を持ち上げて掃除しなくてもいいですよね!ロボット掃除機を使用している家庭ではなお良いのではないでしょうか?他にも大きめのクリップを利用して雑誌がインテリアの一部のように浮いているものもありました。

最後は、寝室です。
ベッド周りにBluetooth(ブルートゥース)スピーカーやイヤフォン、扇風機やエアコンのリモコン、スマホが浮いていました。ベッドフレームを利用し、寝ながら使用できるよう工夫されていました。他にも一人暮らしの方のSNS投稿では、おしゃれなレトロ家具やスチール家具を浮かせて設置。ジャケットやTシャツなどの衣類や帽子、バッグを収納できるようになっていました。

ではなぜ「浮かせて収納」が話題になっているのでしょうか?

なんといっても毎日使うものを浮かせることで、普段より見やすく手に取りやすくなるからだと思います。そして今まで使用していた部分が開放され広く見えて、その分収納場所が増えますし、掃除も楽になり、バスルームなどの水回りでは衛生的にも良さそうです。収納アンケートの悩みの中で「少ない」「暗い」「湿気がある」「出し入れがしにくい」「狭い」等がありましたが、浮かせることで全ての悩みに対応しているように感じます。

他の理由として、おうち時間が増えたことがあげられるのではないでしょうか。今までもスペースを利用した収納はあったと思います。しかし、今は自分の身の回りをどうおしゃれに工夫できるか考える、実行できる時間ができたからだと考えられます。そして、今まで気になっていたけどできなかった片付けやアレンジをして、家庭の居場所を快適にしたいのではないかと考えます。

では最後に「浮かせて収納」のビジネスチャンスを考えました。

◎「浮かせて収納」のビジネスチャンスの例
■アパレルとコラボ。おしゃれなデザインの収納用マグネットやクリップを生産する。
■家具屋さんやホームセンターで浮かせて収納するコーナーを設置。お客様のニーズにあったワークショップを開催する。
■分譲や賃貸物件のオプションで、「浮かせて収納」を作る。
など。

バスタブ上に棒を設置して、洗面器を置いてみました。いつも立てかけていた洗面器。乾きが違う気がしましたし、水アカがつきにくそうで衛生的にも浮かせる方がはるかにいいと感じました。次はシャンプーリンスを浮かせます!

武藤こずえ(むとう・こずえ)
統合プラニング局
ヒット習慣メーカーズ メンバー

旅、映画、音楽が大好き。
Go Toキャンペーンが始まったらどこに行こうかな?と考える日々。自粛生活から新たな一面を発見できたことにより趣味が増えそうです。

▼「ヒット習慣予報」とは?
モノからコトへと消費のあり方が変わりゆく中で、「ヒット商品」よりも「ヒット習慣」を生み出していこう、と鼻息荒く立ち上がった「ヒット習慣メーカーズ」が展開する連載コラム。
感度の高いユーザーのソーシャルアカウントや購買データの分析、情報鮮度が高い複数のメディアの人気記事などを分析し、これから来そうなヒット習慣を予測するという、あたらしくも大胆なチャレンジです。

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