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ヒット習慣予報 vol.125 『涼感JUNE』

2020.06.23
#トレンド

こんにちは。ヒット習慣メーカーズの鈴木です。

6月ももう中旬。絶賛全国的に梅雨入りしていますが(沖縄は明けましたね)、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、ここでいきなりですがみなさんにクイズです。以下のグラフをご覧ください。毎年6月になると必ず大きくスパイクしているこのワード。一体何だと思いますか?(「梅雨」ではないです!)

出典:Googleトレンド

答えは「不快」。6月は梅雨のジメジメ感と、夏に向かう暑さが入り混じり不快を感じやすくなります。また「不快」が高まった結果「だるい」も6月に高くなりがち。一般的に新年度に気合を入れすぎて疲れてしまう現象を「五月病」といいますが、むしろ深刻なのは「六月病」だともいえます。

また今年に関していうと、「不快」が過去5年間で一番高く出ています。これには様々な理由が考えられますが、今年の6月は例年通り全国的に梅雨入りしたのはもちろんのこと、6月前半は全国的に厳しい暑さを迎えました。東京都心でも4日連続の真夏日となりましたが、これは1987年以来と珍しいことのようです。
それ以外の理由として、コロナで自粛ムードが続く中家で過ごす時間が増え、思い切りレジャーに出かけられない雰囲気がまだあることも「不快」感の一因になっていると考えられます。

さて、そんな中今回のテーマは「涼感JUNE」。
「例年以上の暑さ」×「通常営業の梅雨」×「コロナ自粛」と「不快」が例年より厳しくなる中で、その不快感を吹き飛ばし、涼しさを感じるための様々な新習慣を見ていきます。

まず、例年以上に注目されているのが扇風機です。例年扇風機の検索は7月にピークを迎えますが、今年は例年よりも早い6月初旬で既に例年ピーク並みの検索数になっています。さらに、今年の夏は扇風機の派生で「サーキュレーター」も注目されていて、私の身の回りにも最近購入したという人がいました。サーキュレーターは扇風機のように涼をとるという機能を果たすだけでなく、換気の役割も果たしてくれるため、コロナ禍における家時間のお役立ちツールとして注目を集めています。

出典:Googleトレンド

次に、コロナを機に私たちの生活に必要不可欠となったマスク。マスクを付ける生活は今後しばらく続くと予想されますが、だんだんと暑さや湿気が厳しくなる中でマスクをしていても心地よさや清涼感を感じるための工夫も起きています。例えばマスクに吹きかけるアロマスプレー。マスクに良い香りや清涼感を加えることができるため、最近注目を集めています。また、やっと通常のマスクが入手できるようになりはじめる中、今度は涼感機能がついたマスクが大人気で、発売後瞬く間に売り切れてしまう現象が起きています。

最後に、例年よりも早く検索のピークがきているのが「素麺」です。もともとコロナの影響で在宅時間が増え料理をする機会も増えたため、パスタ等できるだけ手軽な料理としての麺類は3月以降例年より検索数が伸びていました。そこに不快な暑さと梅雨が入ってきたため、「素麺」の検索数が通常よりも早く、そして大きく伸びているのです。また、自宅での料理が増えたことによるマンネリ化を防ぐためか、素麺のアレンジレシピもSNSを賑わせています。王道の和風なものから中華風、洋風のものまでアレンジは様々。変わったところだと、明石焼きのイメージで素麺にたこ焼きを入れたもの等皆さん色々と知恵を絞って素麺を楽しく食べながら不快感を吹き飛ばそうとしていました。

出典:Googleトレンド

このように、6月からできるだけ涼しさを感じようとする「涼感JUNE」が今年生まれたことで、来年以降もこの習慣は拡がっていくのではないでしょうか。また、それに伴い様々なビジネスチャンスが生まれる可能性があります。

◎「涼感JUNE」のビジネスチャンスの例
■真夏になる一足前から食べたくなる、「6月のかき氷」。
■6月の不快感をお風呂で吹き飛ばす、「涼感入浴剤」。
■手洗い、うがい習慣の定着に対応した「涼感ハンドソープ」「涼感マウスウォッシュ」。
など。

私自身梅雨のジメジメはありながらも、暖かくなるこの時期は毎年海を眺めに行くことが習慣だったのですが、まだなかなか気軽に遠出ができない今は、せめて体と心の不快感を取り除くために「涼感JUNE」を積極的に取り入れていきたいと思います!!

鈴木 康司(すずき・こうじ)
統合プラニング局
ヒット習慣メーカーズ メンバー

2007年 博報堂に入社。
ヒット商品やヒット習慣には飛びつかずにはいられない、ドミーハー。好きが高じて、ヒット商品やヒット習慣を生みだせると良いなと思い日々奮闘中。休日は家でアイドルのDVDを見るのが好き(主にジャニーズ)。

▼「ヒット習慣予報」とは?
モノからコトへと消費のあり方が変わりゆく中で、「ヒット商品」よりも「ヒット習慣」を生み出していこう、と鼻息荒く立ち上がった「ヒット習慣メーカーズ」が展開する連載コラム。
感度の高いユーザーのソーシャルアカウントや購買データの分析、情報鮮度が高い複数のメディアの人気記事などを分析し、これから来そうなヒット習慣を予測するという、あたらしくも大胆なチャレンジです。

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