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ショート動画は、次のレベルに!? 関ミナティがAIと生み出す革命的な未来とは!?|
横山昴×ショート動画クリエイター対談vol.3 マツダ家の日常編

2024.05.29
新たなメディアとして影響力を高め、今後の企業PRに不可欠な存在となりうるショート動画。
クリエイターたちは、企業の案件をどのように咀嚼し、どのように発信することで生活者に“愛されるPR動画”を開発しているのでしょうか。いま博報堂社内でクリエイターと最も交流が広いと自称する横山昴が、注目のクリエイターと対談する連載企画です。
第3回目のゲストは「マツダ家の日常」の関ミナティさん。120名以上のメンバーを擁するクリエイター集団「チームマツダ家」として、企業のSNSコンサルだけにとどまらず、ショート動画業界の未来を切り拓く活動を進める関さんに、ショート動画×AIなど注目のキーワードをうかがいました。

関ミナティ
マツダ家の日常/M2DK.Inc クリエイター

横山昴
株式会社博報堂 クリエイティブ局 アクティベーションディレクター
株式会社PEAK 客員CSMO(Chief Short Movie Officer)
関さんと初めて会った日、違う登路から同じ山を登っていた盟友と、偶然5合目辺りで鉢合わせたそんな感覚でした。いや、この出会い“やばいでしょ”。

自分だけノウハウを持っていてもダメ。たくさんの人が成功しないと業界全体が盛りあがらない

横山:僕が関さんとはじめてご一緒してから、もうそろそろ1年くらい経ちますね。いま関さんは「なんの人」とお呼びするのがいいのでしょう?

関:やっぱりいまは「ショート動画クリエイター」「ショート動画マーケター」でしょうか。最近はそこにAIをミックスさせ、マーケティングに活かしていく取り組みを進めています。

横山:未来人のような見た目の関さんが、いまAIを語るのは面白い笑。その話、突っ込んでいきますね! そして、「マツダ家コンサル」も好評のようですね。

関:はい(笑)! 自分の目でショート動画の本質を捉えていくなかで、普遍の法則があることに気が付きました。いまはそれをAIに覚えさせて、AIと協力しながら世界中のショート動画を分析しているところ。根本の「人がどう感じるか」は人間でないとわからないので、その部分はこれまでのチームの経験がベースになっています。

はじめてTikTokに投稿してから3年ほど経っていますが、その法則も、その間で消えてしまったものと、まだ残っているものがある。3年経って残っているものはおそらく普遍的に人間が「反応」するものだと思っています。

横山:「反応」って言葉自体もショート動画特有ですよね。僕も山ほどショート動画を見て、その法則性を言語化しようと試みたのですが、没入し続けながらとんでもなく大変なことですよね?

関:はい(笑)。でも、それが楽しかったんですよね。
はじめは右も左もわからなかったし、いまのようにノウハウを発信する人もいなかった。とにかく自分の感覚で探し当てるしかなかったんです。

でも、僕だけノウハウを持っていてもダメだなと。もっとたくさんの人がショート動画で成功しないとこの業界自体が盛りあがらないと感じたので、なんとか再現性をもたせるために言語化しようと考えました。

横山:わかる! その使命感みたいなのは、僕も感じています(笑)。

関:この動画はバズってるのにどうしてこれはバズらないのか、それを検証して仮説を積みあげる作業を1年くらいかけて突き詰めて、ショート動画のつくり方を発信するようになったんです。
その1年で「ショート動画というのはこういうもの」というのが僕の体にインプットされた感じはありました。そこから本質的には何も変わってないんです。

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