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博報堂、「観光」と「移住」をつなげる「人流市場オムニバス調査」を企画実施 参加自治体・企業を募集開始

2019.07.30
#地域

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)は、当社が推進する地域社会のブランディング支援活動「LoCoBra(ロコブラ・Local Co-creation Branding:地域共創ブランディング)」の一環として、「観光」と「移住」をつなげる「人流市場オムニバス調査」を企画し、実施いたします。
この調査は、今秋にオムニバス(相乗り)型での実施を予定しており、調査への参加を希望される自治体・企業・各種団体を本日より募集いたします。

各地で地域創生の取り組みが加速し、その一策として移住・定住の促進に取り組む自治体が増えています。「LoCoBra」でも、独自に分類した移住希望者の価値観7タイプ(※2016年発表)別の最適なコミュニケーションプランを自治体向けにご提供するなど、地域社会と移住希望者との関係構築を支援してきました。
さらに、人の移動に関する調査研究を進めた結果、「観光」と「移住」は分断されたものではなく、「人流市場(じんりゅうしじょう)*」という一つの市場の中での一連の流れとして捉えられることが分かりました。
(*人流市場=来訪人口・関係人口・定住人口の3つすべてを含めた人々の動きの全体像として独自に定義)

現在はそれぞれ別のものとして戦略立案されている「観光」と「移住」を結びつけ、同時に考えることができれば、新規の観光客をリピーター化し、交流施策によってリピーターの移住意向を高め、最終的に移住・定住へとつなげていくという連続的なプランを、観光側からも移住側からも構築することができます。移住を促進したい自治体は、移住の前段階である観光から捉えることで移住成功率を向上させることができ、観光に関わる民間企業等は、観光のリピート化や、さらにその先のマーケットを含めた機会の拡大を図ることが可能になります。

この新たな方法論の実現・普及を目指して、今回「LoCoBra」が主体となり、観光と移住の価値観タイプごとの相関の強さや、タイプごとの市場規模などを定量的に把握する調査を計画いたしました。具体的には、以前より提唱してきた「移住意向者の価値観」(7タイプ・リリース詳細p3参照)と、新たに調査・分類した「観光意向者の価値観」(6タイプ・同p4参照)との相関関係を詳しく分析することにより、観光タイプごとの特定エリアへの移住ポテンシャルなどを定量的に把握します。
移住施策に直接活用できるデータとして、移住の促進に関心のある行政や自治体、企業などに調査にご参加いただき、得られた結果を施策立案に活用していただくことを想定しています。

調査の詳細や応募方法はこちらの資料に記載しております。
参加を検討される方はご一読ください。

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