
今年のCESを一言で表すなら、「拡大」です。参加者数は暫定値で14.8万人。昨年の14.2万人を上回り、コロナ禍後の最高記録を更新しました。 特筆すべきは会場の広がりです。従来のLVCC(ラスベガスコンベンションセンター)やベネチアンといった中心会場に加え、今年はAIや量子コンピュータなどの先端技術を集めた「Fontainebleau(フォンテンブロー)」会場や、Samsungが自社単独の展示・講演スペースとして活用した「Wynn(ウィン)」会場など、実質的なイベントエリアが大きく拡大しました。
一方で、主催者発表による出展社数は、昨年の4,500社から4,100社へと減少しています。これには米中間の貿易摩擦やビザ発給の厳格化による、小規模な中国系パーツメーカーの減少が影響していると言われています。確かに従来は一定の存在感があった電子パーツやスマホアクセサリー等を扱う小規模なブースが少なくなり、ある程度の規模以上の企業が中心となった展示ブースの割合が増した印象を受けました。