
メタバース生活者ラボ内で、「周囲の人が、どうしたらメタバースサービスを利用してくれるのか?」というテーマで議論した際、「VRゴーグルなどの専用機器がないとできない」という誤解が周囲によくあることが話題にあがりました。

もちろんメタバース生活者ラボで研究対象としているような、アバターを用いるオンラインゲーム等は「PCやゲーム機だけで体験できる」という正しい認識を持っていただいていることが多いですが、特にゲームとして印象を持たれていないメタバースプラットフォームについては、上記のような誤解を持たれているケースが多いことがわかりました。
実は、実際のメタバースプラットフォームユーザーでも、常にVRゴーグルを利用している人ばかりではなく、シーンに応じて使い分けていたり、PC画面上だけで楽しむユーザーも多いのです。研究員の中でも、「このワールド(メタバース空間)は、VRゴーグルをつけて楽しもう」というモチベーションで切り替えている人もいました。
博報堂DYホールディングスが実施した「メタバース生活者定点調査2024」でも、メタバース利用層におけるVRゴーグル所有率が約1割にとどまるという結果になっていました。

また、PCやゲーム機器等だけで楽しんでいたユーザーが、あとからVRゴーグルを購入する…というケースもあり、今はまだ「興味があれば、実は気軽に体験できる」ということが知られていないのかもしれません。