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博報堂が育む子どもたちのクリエイティビティ・2025年夏の「CREATIVE KIDS CAMP」実施レポート―長期休暇中に学童向けプログラムで社員の両立を支援―

2025.09.05
#クリエイティビティ#サステナビリティ
博報堂は、クリエイティビティについて研究・教育・実装する機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(略称:UoC)」と共同で、長期休暇中である社員の子どもを対象に「CREATIVE KIDS CAMP」を開催しています。CREATIVE KIDS CAMPは2024年から始まり、今回で3回目を迎えました。社員の仕事と育児の両立を支援する博報堂の人事関連施策の一端を、2025年夏に開催したCREATIVE KIDS CAMPの取り組みから覗いてみましょう。

社員が講師となり「クリエイティビティとは」などのテーマでワークショップを実施

博報堂では、社員の育児と仕事の両立を支援するための様々な取り組みを実施しています。2024年度からはすべての社員が自らのクリエイティビティを発揮しながら挑戦や成長の土台となる安心を築くことを目的に、新たな両立支援施策「huug(ハーグ)」を始めました。

このhuugの取り組みの一つとして、夏休みなど長期休暇中の小学生を対象としたプログラム「学童サポート: CREATIVE KIDS CAMP」を開催しています。社員の子どもを会社で預かり、様々なプログラムを実施することで、就業時間中に社員の子どもを預かると同時に、パパやママが働く会社を知ってもらい、家族の理解やコミュニケーションを深め、働きやすさの醸成を目指しています。

CREATIVE KIDS CAMPでは、社員が子どもたちの講師となり「広告会社とは」「クリエイティビティとは」といったテーマで様々なワークショップを実施します。過去には、アメをなめながら皆が食べたくなるようなアメの名前を考えて絵と言葉で表現するプログラムや、将来の夢を実現した自分の姿をAIに作ってもらうなどのプログラムが実施されました。昼には親子揃って赤坂の街でランチを楽しむ時間も設けられています。

AIでCREATIVE KIDS CAMPの公式キャラクターを生成!

今回のCREATIVE KIDS CAMPは7月30~31日にかけて開催され、2日間でのべ100人ほどの子どもたちが参加しました。今回は新たに、入社2~3年目の若手社員が中心となってプログラムの講師を務めました。

パパやママのキャッチコピーを考えるプログラムや、将来のなりたい職業を紙に描きデザインするプログラム、切り抜いた新聞の言葉だけで5・7・5の川柳を作るプログラムなどがあり、子どもたち独自のクリエイティビティに講師である社員が目を見張る場面も目立ちました。

CREATIVE KIDS CAMPの公式キャラクターを作るべく、子どもたちが名前や性格などキャラクター像を考えるプログラムもありました。様々なアイデアを講師とともに集約し、キャラクターの詳細な設定が決まったところでAIに生成させると、全員で考えた公式キャラクター「クリッピー」が誕生。音声と組み合わせ、クリッピーが実際に喋る様子に子どもたちは興味津々でした。

「親の仕事を説明しやすくなる、他とは一線を画した施策」との声も

博報堂においても共働きの世帯が少なくない状況で、会社で子どもを預かるCREATIVE KIDS CAMPの取り組みには好意的な声が多く寄せられています。「塾の学習とは異なる形での学びの良い機会で、来年も是非参加したい」「子どもに親の職場を見せたり、一緒に通勤してみたり、当社の社員と触れ合えたりする機会を創っているこの取り組みはありがたい」といった声や、「安心して預けられるのはもちろん、親がどんな仕事をしているのか、説明がしやすくなるようなプログラムが多く、他とは一線を画した意義ある施策だと思う」と、親の仕事への理解を深められていることを評価する声もありました。子どもたちからは「講義の内容は興味深く、実際作業するところも楽しかった」「次回も絶対参加したい」と好評で、複数回参加している児童も増えてきました。

今後も博報堂では、社員一人ひとりがその属性にかかわらず、自らの力を発揮し、働きがいを実感できる職場風土づくりを目指していきます。

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