THE CENTRAL DOT

マーケティングシステムの今〜マーケティング&ITの実務家集団が語る事業グロースへのヒント【vol.3】なぜ企業のデータ活用は進まないのか?―データ活用プロジェクトが直面しやすい3つの壁とその対処法

2025.07.17
マーケティング活動において、データとテクノロジーが果たす役割は年々高まっています。データ基盤整備やCDP(カスタマーデータプラットフォーム)活用、マーケティングオートメーション、AI活用といった言葉は、もはや特別なものではなくなりました。一方で、それらを「実際の事業成長」に結びつけられている企業は、想像以上に少ないのが実情です。本連載では、博報堂マーケティングシステムコンサルティング局(以下、マーシス局)のメンバーが、事業グロースに向けた「生活者発想×データ×テクノロジー」の挑戦について、日々現場で向き合っている知見や視点から発信していきます。
第3回のテーマは「なぜ企業のデータ活用は進まないのか?」です。多くの企業がデータドリブンな経営を志向しているにも関わらず、実際のプロジェクトで活用が頓挫してしまう原因は何なのか。その背景にある3つの壁と、それに対する我々の支援アプローチを具体的にご紹介します。

内海 直人
株式会社博報堂
マーケティングシステムコンサルティング局
データプラットフォーム推進部 データストラテジスト

「データ活用が進まない企業」が直面しやすい3つの壁

近年DXの普及トレンドに合わせて、多くの企業がデータドリブンな事業・マーケティング運営を推進しています。特に最近では、データやテクノロジーを駆使した「CX(顧客体験)の向上」や「EX(従業員体験)の向上」などが注目を集めています。
一方、「データ活用がなかなか進まない」「システムを導入しても使いこなせない」「用途が限定的でスケールしない」など、実務としての課題も多く出やすいのもこのテーマの特徴です。
本記事では、過去の支援実績から「データ活用が進まない企業」が直面しやすい3つの壁とその乗り越え方を解説します。

図:データ活用が進まない企業が直面しやすい3つの壁

FACEBOOK
でシェア

X
でシェア

関連するニュース・記事