博報堂ではHR(Human Resorces)機能の強化を経営基盤強化の柱と位置づけ、2022年にワークスタイル変革委員会を発足しました。
社員一人ひとりが高いモチベーションを維持し、より高いクリエイティビティを発揮できる労働環境の整備を目標に、「繁忙改善」「業務プロセスの進化」「クリエイティビティの創出」の3つのアプローチを通じて、各種取り組みを進めています。
「はたらくと人生を、もっといい関係に。」をスローガンに掲げ、単に労働時間を削減するだけでなく、
働く”質”の向上、社員のパフォーマンスとエンゲージメントを高める本質的な働き方のアップデートを目指しています。

働く”質”を向上させるために、各組織の特性に応じた「業務効率化アクション」を推進しています。
全社視点では生成AIの利活用なども進め、社員がより付加価値の高い業務に集中し、クリエイティビティを存分に発揮できる環境を整えています。
心身の健康維持のために、社員自身とマネジメント層が勤怠を把握し、過度な繁忙を未然に防ぐための対策を行っています。
単に時間を管理するだけでなく、健康的に高いパフォーマンスを発揮できる状態を目指します。
「生活者発想」と「パートナー主義」というフィロソフィーのもと、
クリエイティビティを尊重する働き方の基礎として、以下のルールとマナーを全社で推進しています。
月に少なくとも1日、平日に年次有給休暇を取得し、生活者としての時間を確保するルール。
自分や仕事にプラスを生み出す休暇として、心身の健康と知恵の充電のために毎月取得します。

平日の深夜・土日における不要不急の連絡を控え、心身の負荷を抑制することを目指すマナー。
緊急時などを除き、平日22時以降および休日の連絡を控える風土をつくります。

通常の年次有給休暇とは別に、年に2回、連続5日間の休暇を取得できる博報堂独自の特別休暇制度です。
長期休暇によるインプットやリフレッシュの機会を創出することを奨励しています。
年間を通じて計画的な休暇取得を促す「有休奨励日」の設定や、年末年始に長期休暇を取得しやすくする「ハクホリ」期間を設けるなど、全社で休みやすい風土を醸成しています。