㈱博報堂DYホールディングスには、障害者と健常者が共に働き、博報堂DYグループの日々のさまざまなオフィス業務を支援してくれるグル―プ特例子会社「㈱博報堂DYアイ・オー」があります。
8月22日~30日に、10名のインターン生を迎え、会社初となる「インターンシップ・プログラム」を実施しましたのでご紹介いたします。

個性と能力を活かし社会に貢献できる人材になるための気付きを得る、7日間プログラム

障害と向き合う人々にまつわる様々な法制度が改定施行され、彼らが社会に出て働くチャンスも増えています。そんな環境下で、㈱博報堂DYアイ・オー(以下、アイ・オー)が蓄積してきた「人材マネジメントのノウハウ」が、障害を持つ学生にとって役立つのではないかと考え、今回のインターンシップを企画しました。

「それぞれの個性と能力を活かし働く」そして「社会に貢献できる人材になるための気づきを得る」ことを目的に、アイ・オーの仕事を通して他の障害者との協働を体験する中で、自分の弱点や意外な強みの発見をしてもらい、更に小さな成功体験を実感してもらう7日間プログラムです。

DAY1:開会宣言~田沼社長による「私の『インターン目標宣言』ワークショップ」

プログラム初日、開会宣言を皮切りに、「博報堂DYグループとは」「キャリア自律について」「社会人のマナー」などのオリエンテーションをおこないました。

また、午後には田沼社長がファシリテーター(進行役)となり、「①仕事に対する価値観」「②パーソナルスタイル(個人の特性)」「③仕事をするための能力」をテーマとする「私の『インターン目標宣言』ワークショップ」を実施しました。

UDトーク(音声認識アプリ)を利用

聴覚障害者がリアルタイムで会話が目で追える「UDトーク」を使用。変換率アップのために使用頻度を上げ、文字登録も弊社にて多用される言葉と特殊な単語の登録を進め、認識率をあげてスムーズなコミュニケーションを目指しています。

DAY2:インターン生×障害を持つ先輩社員たちとの交流会

インターン生は、障害を持つアイ・オー社員と交流し、先輩から貴重なアドバイスを受けました。自身の「障害を通して得た、社会人として必要なこと」、その「障害特性を活かした仕事ができる喜び」、「社会人の定義」とは?など障害を持つ学生にとって充実したテーマばかりでした。学生からの質問に、先輩たちが経験を踏まえた視点から、丁寧に答える姿勢とその内容が、今回のインターンシップの中で特に強く印象に残る交流会となりました。

DAY3~6:現場体験

経理、放送確認、サイト開発などを行う5つの業務現場で、インターン生の実習をおこないました。

DAY7: ワークショップ、体験発表、終了証授与

最終日はワークショップに次いで、体験発表会を実施しました。最後に、田沼社長から「インターン・プログラム修了証」が7日間を乗り越えたインターン生たちに手渡されました。

インターン生の声

「障害がある私が社会にでていいのかと思うことが多かったですが、今回のインターンシップで障害がある方が働く意味を知ることができました。障害を理解し、他の人に受け入れてもらえるような努力を前向きにやっていきたいと思います。配属先での体験は他の方の社内環境を支える大切な業務だと知りました。これから自分がどのように就職活動をするのかの指針となりました。」

インターンシップを振り返って(人材開発部)

障害と向き合う大学生が、他の障害者との職場協働体験によって、自身の社会に対する視野を広げてもらう体験型実習を目指しました。インターン生に対しては「優しく丁寧な対応を心がける。しかしお客様扱いはしない。」という姿勢で受入部署の担当者、トレーナーはインターン生と共に楽しむことを基本姿勢として行いました。その結果アイ・オーという会社の文化を伝える一助となったようです。今後も障害を持つ大学生とアイ・オーの双方の理解が深まる現場体験型実習などの提案を続けたいと思います。

㈱博報堂DYアイ・オー会社概要
設立:1989年12月1日
沿革:1989年に㈱博報堂の特例子会社「㈱博報堂アイ・オー」としてスタートし、2006年に㈱博報堂DYホールングスの特例子会社となり、グループとして障害者雇用を推進している。
事業内容:経理・媒体支払い(伝票照合)、ノーツ及びオフィス365のDB開発、データ処理・入力、証憑のファイリング、名刺印刷、文字情報管理、放送確認書照合、マッサージの各事業など。
従業員数:137名(障害者71名、健常者66名)
博報堂DYグループ障害者雇用率:2.14%(障害者雇用のグループ対象の社員数約8100名に対して)
※2016年8月現在
㈱博報堂DYアイ・オー