2012年12月7日
「消費ショートレポート」とは・・・
博報堂生活総合研究所による、毎月の生活者の消費動向を調査したレポート。首都圏40Km圏、名古屋40Km圏、阪神30Km圏の一般生活者に対し、①「消費意欲指数」:モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点ぐらいですか?と、②「欲しいモノ・サービス」:あなたが来月特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか?/それは何ですか?を尋ねたものです。毎月初旬に発表します。
<12月の全体概要>
12月の消費意欲指数は、4月の調査開始以来最も高くなりました。男性は4カ月ぶりの50点超え、女性は初の60点超えで、ともに今までの最高値です。消費意欲指数が高い理由としては、「ボーナスが出る」や、「クリスマスなどのイベントやお正月の準備でお金を使う」など年末ならではの理由が多くあげられています。「欲しいモノ・サービスがある人」の割合も先月より大きく伸び40%を超え、具体的にあげられた「欲しいモノ・サービス」の個数も1,555個と、どちらも4月の調査開始以来最多となっています。「モノ」では、「クリスマスグッズやケーキ」「お正月用品・食材」が多くあげられました。また、年賀状作りもあるのでしょうか、「PC」が増えました。「サービス」では、「クリスマス会」「クリスマスのプレゼントを贈る」をあげる人が、子育て世代の30代、40代を中心に多くなっています。また、「旅行」も長い休みがとれる年末年始ということで増えています。
■消費に対して積極的な理由
「クリスマス会やプレゼント」が20代と子育て世代でもある30代から40代で多くあげられ、クリスマスのイベントで盛り上がる姿がうかがえます。また、「年末だから」という声も多くなっています。お節など「お正月の準備」は女性の年配層で目立ちます。男女ともに「ボーナスが出る」も多くあげられました。
■消費に対して消極的な理由
■ 「モノ」について
「欲しいモノ」の数は1,162個、7月の1,166個に次ぎ調査開始以来2番目の多さです。女性は705個で今までで最多となっています。「クリスマスグッズやケーキ」「お正月用品・食材」など年末ならではの「モノ」が女性中心に多くあげられました。暖房器具をあげる人が増え、「家電」も増加しました。また、年賀状ソフトなどを含め「PC」関連をあげる人が男性中心に増えました。
■ 「サービス」について
レポートでは、生活者の生の声、性年代別分析などを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。