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博報堂こそだて家族研究所×ママスタジアム
ひとりっ子ママ・複数子ママ調査

2019.08.21
#こそだて研
理想の子ども人数は2.6 人。対して、ひとりっ子を予定/希望するママの50.7%が、経済的余裕のなさを理由にあげる。
兄弟姉妹の子育ては、公平を心掛けるママが過半数の一方で、可愛さや接し方に差があると答えたママは31.9%。
5 割以上のママが、子どもの出産や人数、性別のことを他人から言われて、嫌な思いを経験している。

博報堂こそだて家族研究所*1は、インターネット広告・メディア運営事業の株式会社インタースペースと協働で、インタースペース社が運営するママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム*2」(http://mamastar.jp/)にて、「ママリサ~いまどきママリサーチ~」を行っています。この度、こそだて世代における子どもの人数や兄弟姉妹に関する調査を実施いたしました。

2018年は出生数が過去最低を更新。出生率(合計特殊出生率)が1.42と低迷する中、「希望出生率1.8*」の実現を目標に、現在、国をあげて少子化対策が推し進められようとしています。そんな中、当事者であるママたちは、子どもの人数や兄弟姉妹の子育てに対して、どのような思いを抱えているのでしょうか。以下、調査結果の主なポイントをご紹介します。
*希望出生率:若い世代における、結婚、子どもの数に関する希望がかなうとした場合に想定される出生率(内閣府作成)注:今回の調査と異なり、独身者の希望数を含んだ数値

<調査結果のポイント>
■8割以上のママが、子どもは2~3人が理想(全体平均2.6人)。3人以上ママになると、理想の人数が実数を下回る傾向あり。
■ひとりっ子を予定/希望するママの50.7%は、経済的余裕のなさが理由。年齢的な理由は40.3%。
■ひとりっ子のメリットは、愛情も時間もお金も一人に注げること。複数子のメリットは、子ども同士で成長し合えること。ママの負担に関しては、ひとりっ子の方が楽だという意見がある一方、複数子の方が楽だという意見も。
■ひとりっ子ママの51.3%が「お友達と遊ぶ機会をたくさんつくること」を心掛け、子どもの社会性を育てることを意識。また「わがままを聞きすぎない」48.7%なども高く、過保護にならないように心掛けている。
■複数子ママは「不公平にならないこと」58.6%や「それぞれを尊重すること」51.7%を心掛けながら子育て。時間や労力、お金が分散され、それぞれを十分にケアできないジレンマや平等に対応することの難しさを感じている。
■兄弟姉妹で可愛さや接し方に差があるママは3割。差がある理由は「一番下の子(末子)だから」55.9%が圧倒的。
■男の子ママにとって、男の子は「怪獣」64.4%,「宇宙人」41.1%のように、理解不能な存在でもあるが、「助っ人」47.7%,「恋人」31.2%のように、頼もしく愛しい存在でもある。
女の子ママにとって、女の子は「助っ人」61.3%,「友達」59.7%のように、仲間のような存在でもあり、「小さなママ」53.9%,「子どもの頃の自分」47.2%のように、自分と重なる存在でもある。
■子どもの出産や人数のことを言われて嫌な思いをした経験のあるママは52.5%。特に、ひとりっ子ママが高いが、子どもが3人以上になると、子どもが多いことについてネガティブな言葉を投げかけられるママも存在。

*1「博報堂こそだて家族研究所」
http://www.hakuhodo.co.jp/news/info/24207
晩産化・少子化、共働き世帯の増加、夫や祖父母の育児参加など、近年大きく変わってきた「こそだて家族」を研究する専門組織です。「妊娠期から小学生の子どもを持つ家族」を対象にした研究調査、企画立案などを行っています。

*2「ママスタジアム」 http://mamastar.jp/
月間800万人以上のユーザーに利用される日本最大級のママ向け総合情報サイト。
育児や家族に関することから、話題の社会問題やファッション・美容までママの日常を取り巻くあらゆることについて活発な情報交換がなされています。 またママに役立つコラム、気になる情報を編集部がママ目線で日々配信しています。

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