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博報堂生活総研[来月の消費予報・12月](消費意欲指数)

2018.11.26
#消費#生活総研

季節消費への意欲高く、
今年も高水準の消費意欲指数に

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。

12月の消費意欲指数は56.1点。前月比+9.4ポイント、前年比-0.8ポイントと、前月からは大幅上昇、前年からは横ばいとなりました。

Point 1:12月は特別な月。前年に引き続き、高水準の消費意欲指数を記録

12月はクリスマスや年末年始を控え、1年で最も消費意欲が高まる特別な月です。今年は前年比-0.8ポイントと若干前年を割り込んだものの、引き続き高水準の消費意欲指数となりました。

消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、クリスマスや年末年始、忘年会、冬物衣料といった季節消費への意欲が、例年通り前月から大幅にアップしています(2018年11月136件→2018年12月378件)。

また、特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ても、「書籍・エンタメ」「外食」「家電・AV」「理美容」「レジャー」の5項目で前年と比べて20件以上のプラスとなったほか、前月比では「スマートフォン・携帯電話」「車・バイク」を除いた14項目で20件以上のプラスとなっており、例月に比べ実際の消費が伸びることが期待できそうです。

Point 2:しばらく伸び悩んでいた男性の意欲も復調

男性の消費意欲指数はほぼ前年並みの52.2点となり、年内では最高の消費意欲指数となりました。消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「前月までに多く使った反動でセーブ」という声が12月に入って大きく減少しており(9月57件→10月46件→11月41件→12月14件)、11月までなかなか緩まなかったセーブ意識がようやく緩和しました。

また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合も、女性は前年比マイナスとなった(44.0%、前年比-2.9%)のに対し、男性は前年よりも増えています(36.9%、前年比+4.3%)。内訳を見ても、男性は「外食」「食品」「家電・AV」「書籍・エンタメ」「旅行」の5項目で前年より20件以上のプラスで、前年からの増加幅は女性以上です。日頃は消費意欲が高まりにくい男性にとっても、12月ばかりは特別な月のようです。

■ 質問項目(質問文)

[消費意欲指数]
消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、
あなたの来月(12月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答)
また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答)

[特に買いたいモノ・利用したいサービス]
あなたが来月(12月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)
特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答)

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