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博報堂生活総研[生活インデックスレポート・消費動向編・9月](消費意欲指数・デフレ生活指数)

2014.09.01
#消費#生活総研

●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●9月は [消費意欲指数= 48.6点][デフレ生活指数= 61.8点]

2014年9月1日

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【9月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

■2つのポイント

① 消費意欲指数は、増税以降はじめての前年越え
例年9月は、8月までの出費(ボーナス、夏休み関連)の反動から、消費意欲が低下する傾向にあり、今年も前月比-3.0ポイントとなりました。ただ、猛暑で8月の消費意欲が高まった分、9月の落ち込みが-6.5ポイントと大きかった昨年に比べると、今年の落ち込み幅は小さかったため、4月の消費税増税以降、はじめて前年同月を+1.8ポイント上回る結果となりました。
また、「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合」は24.1%で、消費意欲と同様に4月以降、はじめて前年を+4.9ポイント上回りました。

②GW・夏休みなどコト消費のピークを過ぎ、モノ消費に復権の兆し?
「特に買いたいモノ・利用したいサービス」の具体的な内容を見ると、旅行、プール、外食などのコト消費が減少する一方で、衣類、化粧品、AV機器、PC、カメラなどのモノ消費は先月よりも増えています(特に衣類が堅調で前年同月を大きく上回りました)。
4月の消費税増税以降8月までは、ゴールデンウィークや夏休みなど休みが多い月のコト消費(旅行や外食など)への意欲は揺るがない傾向がありましたが、今月はモノ消費が好調です。9月の消費意欲指数が前年を超えたのは、8月まででコト消費のピークが一段落し、いよいよモノ消費に目を向けようとする気持ちの芽生えが背景にあるのかもしれません。

■時系列グラフ

■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(9月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(9月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 9月

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