(左から)株式会社vivito 内田悦弘さん、オールブルー 丸山紘史、株式会社KOUEN 松田一輝さん

小泉純一郎元総理大臣と対談するなど、最近ネット上を賑わせている、
2.3次元タレント「琴吹ゆめ(ことぶきゆめ)」。
今回、琴吹ゆめちゃんとそのプロデューサー陣である株式会社オールブルー取締役の丸山紘史、株式会社KOUEN代表取締役の松田一輝さん、株式会社vivitoプロデューサーの内田悦弘さんへの独占取材を敢行!
琴吹ゆめちゃんのプライベートや今後の野望に迫るとともに、プロデューサー陣から彼女の誕生秘話や彼女に込めている想いなどを伺います。

―ゆめちゃん、まずはまだご存じない方へもこの機会に自己紹介をしていただいてもよろしいですか?

―ありがとうございます!ここから、ファンの皆様に代わって、色々と質問させていただきたいのですが、まず琴吹さんが憧れているアイドルっていらっしゃるのでしょうか?

NMB48の吉田朱里ちゃんですね!YouTuberとして活躍されていて、メイク動画の発信などもとっても上手くて参考にしてます。この間も朱里ちゃんの誕生日にTwitterでお祝いメッセージを送っちゃいました~。

―アイドルにはタブーな質問と思いつつ聞かせていただきますね!ずばり、好きな男性のタイプは?

え~・・・一緒に夢が見られる人!

―模範解答ですね!(笑)ついでに、今年のクリスマスのご予定なんかも教えてもらえたり・・・?

あはははは!クリスマスなんて予定ないですよ~!
チキン焼いて、女子会とかやりたいなーとは思ってます。ぼっちは回避したい!(笑)

―Vtuberとして活動をしている琴吹さんですが、これまでのお仕事で印象に残っていることはありますか?

小泉純一郎さんが登壇されるイベントのMCをさせていただいた時ですかね!楽屋ご挨拶で、お写真だけ一緒に撮らせて頂くことになっていたんですけど、無茶ぶりで、TikTokを一緒に撮ってもらったんです。小泉さんは、とってもダンディで、優しい方でした!自然体で会話をして下さって、嬉しかったです。
感動したっ!!

―元総理大臣にも臆せず、お願いしてしまうゆめちゃん、さすがですね。
TikTokアカウントを開設されてからみなさんからの反響はいかがですか?

バーチャルタレントとしては初めてTikTokの公式アカウントに認定されて、今フォロワーがバーチャルジャンルで1位なんですよ~!皆さんが沢山観て下さるおかげです!ありがとうございます!国内外の方からコメントがきていて、とっても励みになります。「友達」を沢山作りたいので、嬉しいです!

―Twitterを拝見していると、「#ゆめあーと」というハッシュタグでは、皆さんからのゆめちゃんのイラストも沢山集まっていますね!

みんなかわいく描いて下さっていて、めっちゃ嬉しいです!!全部みているので、これからももっと描いてほし~い!

―今後やってみたいお仕事など、ゆめちゃんの野望を教えてもらえますでしょうか?

野望は、「原宿の顔」になること!そこから、海外にも出ていきたいです。
ヒロシ(注:オールブルー丸山)、海外ではどんなお仕事をくれるのかなー?よろしくお願いしますよ!

松田:ゆめちゃんは、丸山さんだけ呼び捨てですよね。(笑)

ゆめちゃんからプレッシャーをかけられ、たじろぐオールブルーの丸山

―さて、後半はプロデューサーのお三方に、「琴吹ゆめ」というアイドルが誕生するまでのエピソードや、彼女へ期待していることについて伺いたいと思います。
まず、改めてみなさんの自己紹介と、「琴吹ゆめ」というアイドルが生まれるきっかけを教えていただけますか。

内田:株式会社vivitoのプロデューサーの内田です。キズナアイちゃんが最初のバーチャルユーチューバー(以下、VTuber)なんですが、彼女を見て僕もVTuberをプロデュースしてみたいなと思っていたところ、偶然キズナアイちゃんに携わっているスタッフの方とお会いする機会があり、ご一緒させていただくことになりました。KOUENの松田さんから一緒にやろうと誘われましてタッグを組みました。

松田:芸能プロダクション株式会社KOUEN代表取締役の松田です。内田さんがおっしゃったように、同時期に僕もVTuberが気になっており、内田さんとゆめちゃんのプロデュースに初期から携わっています。僕の会社はタレントマネジメントを行っているので、その延長として、ゆめちゃんをキャラクターとしてではなく、一人のタレントとして向き合い、マネジメントを行っています。

丸山:株式会社オールブルー取締役の丸山です。僕は、松田さんから昨年の秋ごろにお声かけいただいた時に初めてVTuberという存在を知りました。ゆめちゃんの原案を拝見させていただいてコンテンツとしての可能性を感じ、是非オールブルーとしてプロジェクトに参加させていただきたいと思い、手を挙げました。僕の役割としては、ゆめちゃんの広告出演や海外展開などのプロデュースです。

―ゆめちゃんは、はじめからこのような元気なイメージで作られていたのでしょうか?

内田:最初はもっと清楚でおとなしい雰囲気だったんですが、実際の原宿の女の子たちのトレンドである、カラーまつげやグラデーションのヘアカラーを取り入れてみたり、ディスカッションを経て、今のゆめちゃんになりました。キャラクターは「シルエットだけで誰なのか分かる」、ということが大事だと言われていて、ゆめちゃんも特徴的なワンポイントを作るために頭にアイスクリームをのせてみました。これをきっかけにいつかアイスクリームのメーカー企業と組めたりしたら嬉しいですよね。

―昨今、バーチャルアイドルが多く出てきていると思いますが、そのなかで、琴吹ゆめちゃんを「2.3次元アイドル」と打ち出されています。
どのような想いが込められているのでしょうか?

松田:2次元と3次元の真ん中だと「2.5次元」と言いたくなると思うんですが、あくまでも彼女は画面の外には出ないので2次元です。しかし、2次元と3次元(我々の世界)との壁を無くしたいという僕たちの思いから、「2.3次元」という言葉を作りました。3次元の世界と垣根なく交流していくことを目指していますので、ファンとのリアル交流に重きを置いた活動を行っています。

内田:TwitterやTikTokなどSNSを使った交流はもちろん、実際に会えるイベントも頻繁に行っています。来店イベントでトークショーをしたり、ハイタッチをしたりしたこともあります。リアルタイムでファンと会話を楽しんでいます。原宿のお菓子屋さんでの一日アルバイトでは、お客さんにグミを買ってもらおうとかなり積極的に声かけしていましたよ(笑)

―ゆめちゃんは、21歳でデビューされていますよね。
アイドルとしてこの年齢設定に意図はあるのでしょうか?

丸山:ゆめちゃんのプロデュースの初期から、広告ビジネスは意識しています。成人していることで、お酒などの商材にも対応することができます。女性アイドルがあまり参入していない分野にも、ゆめちゃんが入っていけたらと思っています。

内田:実際に宅飲みをする設定で「酒飲み配信」もしていて、結構盛り上がっているんですよ。Twitterの反応をみると、ゆめちゃんの配信に合わせて乾杯してくれている人もいたりしますので、わざとらしくなく消費喚起ができてしまうのも魅力かもしれません。

―現在、Youtube、TikTok、TwitterなどあらゆるSNSを運営していますが、どのように使い分けているのでしょうか?

松田:ファンとの交流はTwitterがメインです。TikTokは踊っている動画などクリエイティブな発信を行える場所として活用しています。Youtubeはライブ配信やイベントのダイジェスト動画の配信をしています。今後、ファンコミュニティ的な新しい仕組みを作る計画もありますので、より一層ファンとの交流が深められたらと思っています。

―海外からの反応はいかがでしょうか?

丸山:既にTikTokには、海外からのコメントが多数きていますね。
オールブルーは、日本のコンテンツをグローバルに展開していくことを事業としていますので、私も様々な国で日本のコンテンツへの反応をみてきましたが、ゆめちゃんには、アイドル、アニメ、原宿カルチャーなど海外の方に魅力を感じてもらえる要素がふんだんに詰まっていて、とてもポテンシャルがあると思っています。また、バーチャルであることを活かして、複数の国で同時に登場するイベントなどVTuberならではの企画ができるのではないかと期待しています。

―丸山さんはオールブルーとして、本プロジェクトに携わられている意義はどのように感じられていますか?

オールブルーは今旬なコンテンツをいち早くつかみ、広告ビジネスと掛け合わせていくコンテンツマーケティングを事業ドメインとしています。今回が、オールブルーとして初めての「VTuber」のプロデュースになります。VTuberの特性を活かして、TikTokなど新たな仕組みと掛け合わせて、パートナーと一緒に、「琴吹ゆめ」というコンテンツを成長させていきたいと思っています。このようにコンテンツ開発から関わっていくことで、博報堂DYグループの広告ビジネスに貢献していけたらと思います。

―今後、ゆめちゃんに期待していることはなんでしょうか?

松田:ゆめちゃん自身も野望として語っていましたが、「原宿の顔」になってほしいと思っています。原宿のアイコン的存在のタレントやブランドが既に沢山あると思うのですが、ライバルではなく、一丸となって「チーム原宿」としてみんなで町を盛り上げていきたいです。

今、10代の子たちがTikTok用の動画を撮るために集まっている人気施設があるのですが、その撮影スペースの使用上の注意事項を説明する係に選ばれたりもしているんですよ。僕たちは、ゆめちゃんには、単なるキャラクターではなく、感度の高い若い人たちの友達のような存在になってほしいなと思っているので、そのような接点を持てることができるのは、彼らと親しくなり、「原宿の顔」になるための第一歩だと捉えています。

ゆめちゃんは、ターゲットを男性に限定しておらず、むしろ10代の女の子たちと寄り添っていきたいと思っています。なので、例えば、メイクアイテムやメイク方法などにとても詳しいという彼女の特技を生かして、化粧品に関するお仕事なんかもできたらいいなと思っています。

まだまだこれからの活躍が期待される新人バーチャルタレント「琴吹ゆめ」。
今後の活動も引き続き追っていこうと思います。