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博報堂リーママプロジェクト・糧ことばコレクションVol.3 ~「人生最高のモテ期よ!」

2017.01.12
#リ―ママプロジェクト

博報堂の社内プロジェクト「リーママプロジェクト」が、活動を通じて集めたママたちの迷いを払拭し、元気にする「糧ことば」。その中でも、ママたちから圧倒的な人気を集めている糧ことばをご紹介します。

▽人生最高のモテ期よ!

高橋 志保(以下、高橋):明けましておめでとうございます。みなさま、年末年始はいかがでしたか?働くママにとっての年末年始は、「ゆっくり休養できた」というより、「四六時中子供とべったりでいつにも増して疲れた・・・」という方も多いのではないでしょうか?

田中 和子(以下、田中):うちの5歳になる末っ子は、自他ともに認める甘えん坊。朝一番の彼の雄叫びは「ママー!来てーー!」特に用があるわけではないのに、ママに起こしてもらいたいだけなんです。それを横目に8歳の長女が「このあいだ着てたセーター、どこーー??」そして、追い討ちをかけるように11歳の長男が「習字道具を用意してください。」(「ください」をつければなんでもお願いしてよいと思っている小5男子。)

森 真奈(以下、森):ここまでは働いているママも専業ママも同じ朝の風景ですよね。

田中:ここから働くママの「モテ期」問題が始まるのです。
出産前までは1日8時間、残業ありなら10時間、12時間を仕事に費やす日もありながらこなしていた毎日を、6時間、7時間で終わらせるためにものすごく凝縮したタイムスケジュールをこなす必要があります。仕事でもリーダー的立場にいるママさんならば、会社にいる間に時間を!とドンドン会議依頼が舞い込むことでしょう。“今日は午後中、トイレにいく時間すらとれなかった”という話も聞きます。
さらに!家に帰っても子供の世話と料理を片手にメールや電話の応対!
そんな状況が続くと叫びたくなる瞬間もあるものです。「3分でいいから、みんなわたしを放っておいて!!」

高橋:確かに、叫びたくなる時ってありますよね。
私も、片時も離れずまとわりついてくる子供の相手に疲れて、「ママだって、自分だけの時間が欲しいの!」と啖呵を切って一人で出かけることもあるのですが(笑)。そのくせ、「このお菓子は息子が好きだな」とか「このお洋服は娘に着せたらかわいいかも」などと、考えているのは子供のことばかり。結局自分の買い物はせずに帰ってきたりして。
自分だけの自由な時間が欲しいと思いつつ、いざ子供が成長して離れていき、甘えて来なくなったらさみしいんだろうなと思います。

森:うちも「ママがいいの!」「ママと離れたくない!」と言われるのは面倒くさいときもあるけれど、決して悪い気はしません。
特に、子供が成長するにつれ、「ママ――大好き♪」と言っていたのが人前でべたべたするのが恥ずかしくなってきて、どんどん母親をぞんざいな扱いするのに、母はモテ期のかわいい頃の記憶で、いくつになっても子供はかわいい。
自分の母と弟(既婚)を見ていてもそう思います。「Yシャツ買っておいて」「車で送って」と、結婚しても何かと実家に甘えてくる弟のことが、もしかしてまだかわいいの?と母(71歳)に聞いたら、うふふと笑っていました・・・。弟から見たら私も母には甘えているとは思いますが。それくらい母親にとっては、いくつになってもわが子が自分を要するということが幸せなことなんだと思います。

田中:子供からも職場からも旦那さんからも、あれやこれやお願いされていっぱいいっぱいになりそうになった時に、この言葉を密かに、でも力強く唱えてみてください。「今は人生最高のモテ期よっ!」
起きている間中、絶え間なく依頼に応え続けるということは大変だけれども、それだけあなたが求められているという証拠。モテモテなわたし♪くらいに割り切って一つ一つこなしてあげると本当にモテだすかも!?!

リーダー 田中 和子(たなか かずこ)

子ども:長男(小5)、長女(小3)、次男(5歳)
株式会社VoiceVision所属

メンバー 森 真奈(もり まな)

子ども:長女(小4)、次女(小2)、長男(4歳)
博報堂DYメディアパートナーズ所属

メンバー 高橋 志保(たかはし しほ)

子ども:長男(小1)、長女(2歳)
博報堂所属

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