THE CENTRAL DOT

ベンチャー投資を広げ、社会課題の解決につなげる
イークラウド×HAKUHODO Fintex Base
(連載:フィンテックが変える生活者体験 Vol.13)

2023.12.14
近年さまざまなフィンテックサービスが登場し、日常的に利用する人も増えています。フィンテックサービスに関する生活者の意識・行動の調査研究を行うプロジェクト「HAKUHODO Fintex Base(博報堂フィンテックスベース)」のメンバーが、フィンテックを支える多様な分野の専門家とともに、新しい技術によってもたらされる新たな金融体験や価値を考える記事を連載でお届けします。
第13回となる今回は、株式投資型クラウドファンディングサービス「イークラウド」を提供するイークラウド 代表取締役の波多江直彦さんと、HAKUHODO Fintex Baseの山本・飯沼が、ベンチャー投資に関する現状やメリット、今後の展望などについて語り合いました。

イークラウド株式会社 代表取締役
波多江 直彦 氏

HAKUHODO Fintex Base/博報堂 第三ブランドトランスフォーメーションマーケティング局 局長代理
山本 洋平

HAKUHODO Fintex Base/博報堂 hakuhodo DXD
飯沼 美森

事業も投資も自分たちで

山本(HAKUHODO Fintex Base)
波多江さんは2018年にイークラウドを設立されたのですよね。どのような経緯で設立を決意されたのですか。

波多江(イークラウド)
新卒でインターネット広告会社に入社して、営業やマネジメント業務、当時登場したばかりのスマートフォン向け新規事業の開発などを経験した後、投資部門でベンチャー投資を経験しました。その後ベンチャーキャピタルに転職して、そこでもベンチャー投資に従事し、さらに知識と経験を積みました。
それまで経験したITとベンチャー投資を組み合わせたビジネスをやりたいと思い、「株式投資型クラウドファンディング」というサービスを手掛けることを決め、2018年7月にイークラウドを設立しました。株式投資型クラウドファンディングとは、非上場のベンチャー企業がインターネットで個人投資家から資金を募るためのサービスで、2015年の金融商品取引法等の改正を機に提供できるようになったものです。

山本
波多江さんのインタビュー記事などを拝見したのですが、イークラウドは業界最後発の会社なのだそうですね。すでに競合企業がいる領域に進出するのは難しさもあると思うのですが、なぜこの領域での起業を決意されたのでしょう。
波多江
たしかに競合企業はすでに事業を手掛けていて、我々は最後発でした。でも、5~6年ベンチャーキャピタルでスタートアップの資金調達を支援してきた経験があり、クラウドファンディング業界の課題もしっかり把握していたので、後発であってもその課題を解決できればナンバーワンになれるという自信があったんです。

山本
なるほど、それは強いですよね。
今年で設立からちょうど5年ですね。設立当時から事業はどのくらい拡大しているのですか。

波多江
初年度は業界シェア3%くらいでしたが、現在は30%にまで拡大しました。株式投資型クラウドファンディングに登録されているエンジェル投資家の方は、日本全体で現在10万人余りというデータがあります。エンジェル投資家としてデビューする方は日々増えているのを感じますし、株式投資型クラウドファンディングの魅力に気づく方も増加してきていますね。

FACEBOOK
でシェア

X
でシェア

関連するニュース・記事