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博報堂シニアビジネスフォース×趣味人倶楽部
ペットとの生活の質(QAL)調査

2022.09.16
#シニア#リサーチ#生活者研究

ペットと暮らすシニアの約8割は、ペットを飼うことで笑顔・会話が増え、心にハリが生まれ、孤独感が癒される傾向に。
ペットの支出は4.3万/月。食費(1.1万)と医療費(1.0万)で約半分を占める。

 株式会社博報堂のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」は、株式会社オースタンスの
シニア領域においてアカデミック・ビジネス分野の専門家と調査・研究を行う「シニアDXラボ」と共同
で、国内最大級のシニア・中高年を対象としたコミュニティサービス「趣味人倶楽部(しゅみーとくら
ぶ)」の会員を対象に、ペットと暮らすシニア層*に対し、ペットとの生活の質(QAL=Quality of
Animal Life)について2022年8月に調査を行いました。なおこの調査は、ペットの実態に関する知見の点
で、獣医療起点でペットビジネスをサポートするスタートアップスタジオの株式会社QALstartupsに協力
いただきました。調査結果の主なポイントをご紹介いたします。
*ペットと暮らすシニア層=現在犬か猫を飼っている60歳以上の男女

【主な調査結果】

■ペットと暮らすシニアの約8割は、ペットを飼うことで笑顔・会話が増え、心にハリが生まれ、孤独感が癒される傾向にある。
ペットを飼うことで得られる生活の豊かさは「笑顔・会話が増える(84.3%)」「心にハリが生まれる(80.3%)」「孤独な気持ちにならなくなる(78.5%)」

■シニアがペットに費やすお金は4.3万/月。食費(1.1万)と医療費(1.0万円)で、出費の約半数を占める。

■QAL(ペットとの生活の質)を高めるために実践していることは「スキンシップを取る(77.0%)」「栄養バランスの取れた食事(73.4%)」「適度な運動(61.7%)」「定期健康診断を受ける(61.7%)」「スキンケアを行う(58.8%)」

■ペットと暮らすシニアの自身の加齢に伴う不安として「治療費の高さ(76.6%)」「ペットを置いての外出(70.4%)」「災害時の処遇(66.4%)」「ペットロス(60.6%)」「自分にもしもの時があった時のペットの処遇(59.5%)」等が挙げられた。

■ペットとの生活を充実させるサービスとして「動物病院比較サイト(45.3%)」「ペットと暮らせるケアハウス(44.9%)」「ペット信託* (40.5%)」等が挙げられた。
*ペット信託:生前に相性を確認したうえで、自分の死後ペットの面倒をみてくれる人を見つけるサービス

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