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―博報堂キャリジョ研 「PMS(月経前症候群)実態調査」―
PMS症状自覚ありの4人に1人「PMSによる体の不調は仕方がない」。
PMS症状での休暇取得率は症状自覚者でもわずか3%。

2022.09.09
#キャリジョ研#リサーチ

 近年、女性たちの健康課題が少しずつ語られるようになり、フェムテック産業も拡大しつつあります。
株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)の社内プロジェクトで働く女性(キャリジョ)の研究をする「博報堂キャリジョ研」は、女性たちの抱える健康課題の実態把握をするため、症状の個人差が大きいともいわれる「PMS(月経前症候群)」に着目し、「PMS実態調査」を行いました。調査結果の主なポイントをご紹介いたします。
※調査設問における「PMS(月経前症候群)」とは、月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをさします。また、 「PMDD(月経前不快気分障害)」とは、PMSの中でも抑うつ気分、不安・緊張、情緒不安定、怒り・イライラなどの精神症状が主体のものをさします。 意識調査のため、医学的な診断としてのPMS/PMDDとは一部異なる可能性があることをご了承ください。

【調査結果のポイント】
①女性の80%強が「PMSを知っている」、症状自覚は「そうかもしれない」も含めて55%と半数超え。
②PMSを自覚したのは「就職した時期」が最多で33%。中学校や高校など各学生時代をあわせると「44.3%」と学生時代に自覚したひとも多い。
③PMSの対処法は「無理をしない」「体を温める」など意識的なものが多く、「病院で処方された薬を飲む」は8%と少数派。「特に何も行っていない」も18%と目立つ結果に。
④PMS/PMDDでの休暇取得率は、全体で2%、PMS自覚者でも3%。「PMSやPMDDによる不調は仕方がないと思っている」が自覚者の4人に1人にのぼり、「男性にもPMSやPMDDをもっと理解してほしい」「女性同士でも辛さをわかってくれないことがある」などの声が目立った。

 今回の調査結果からも、PMSやPMDDに関する知識や理解の促進、サポートする商品・サービスの拡大が求められていると考えられます。博報堂キャリジョ研は今後も女性のヘルスケア領域において、ナレッジ提供や商品・サービス・事業開発のプラニングなどの協業ワークに取り組んでまいりたいと思います。

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