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博報堂生活総研[来月の消費予報・2021年12月](消費意欲指数)

2021.11.26
#消費#消費意欲#生活総研#生活者研究

消費意欲指数は、コロナ禍以前の12月らしい高まりを取り戻す。 幅広いカテゴリーで消費意向が旺盛に

株式会社博報堂(本社·東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。※11月4-8日に調査
2021年12月の消費意欲指数は56.1点。前月比+8.2pt、前年比+1.2ptと、ともに増加しました。

クリスマスや年末年始を控える12月は、1年で最も消費意欲指数が高まる月です。今年は前月から+8.2ptと大きく増加し、今年初の50点台で年間の最高値となりました。前年比も+1.2ptと増えており、コロナ禍以前の高い水準が戻ってきています。

Point 1 : コロナ禍の影響はやわらぎ、12月らしい消費意欲で今年の最高値に

消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、消費にポジティブな回答(12月639件)は、前月比(21年11月355件)・前年比(20年12月553件)ともに増加、ネガティブな回答(12月661件)は、前月比(21年11月881件)・前年比(20年12月775件)ともに減少しています。具体的にみると、消費にポジティブな回答では「クリスマスや年末年始など季節的な出費(20年12月299件/21年11月80件→12月344件)」や「ボーナスなど金銭的に余裕がある(20年12月70件/21年11月21件→12月89件)」「自粛の反動や自分へのご褒美(20年12月25件/21年11月16件→12月39件)」が前月・前年と比べて増えています。

一方、コロナ禍に関する消費については、ポジティブな回答・ネガティブな回答ともに前月から大きく減っており(ポジティブ:11月90件→12月49件/ネガティブ:11月118件→12月60件)、消費に対するコロナ禍の影響は薄れつつあるようで、例年の12月らしい意欲の高まりが期待できそうです。

Point 2 : カテゴリー別消費意向は、多くのカテゴリーで前月比・前年比大幅増

「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は42.1%で、前月比+15.2pt、前年比+3.5ptと、ともに大きく増えています。カテゴリー別の消費意向では、前月比で、「食品」「飲料」「ファッション」「外食」が100件以上増加したのをはじめとして、16カテゴリー中12カテゴリーで20件以上増加しています。また、前年比でも「食品」「飲料」「ファッション」「外食」「旅行」など、16カテゴリー中10カテゴリーで20件以上増加しており、消費意欲指数の高まりと同様に、多くのカテゴリーで消費意向が大きく高まっているようです。

詳細はこちらから。

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