今回の『広告』では、全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索する第四弾として「虚実」を特集。嘘と本当、フィクションとリアリティ、イメージと実体、バーチャルとリアル、心と体、形而上と形而下……。虚と実を二項対立ではなく、混ざり合い作用し合う“化合物”と捉え、不確かで多様な現実やもののあり方について様々な視点を投げかけます。
雑誌『広告』では、2019年のリニューアル創刊以来、その販売方法を通して特集にまつわる問題提起を行なっています。「価値」を特集した第1号では、全680ページの分厚い雑誌を「価格1円(税込み)」で販売。「著作」を特集した第2号では、「オリジナル版・2,000円」とオリジナル版をコピーして制作した「コピー版・200円」を同時発売。「流通」を特集した第3号では、独自開発の段ボール装の表紙に、書店ごとに異なる全255種類の流通経路を記載。こうした取り組みにより、2020年度、2021年度ともにグッドデザイン賞、ACC賞など数々の賞を受賞。そして前号の発売から、約1年におよぶ構想、制作期間を経てみなさまにお届けする小野編集長体制での第4号、ぜひご期待ください。
本日2月8日より、全国の書店およびAmazonにて予約販売を開始します。詳しくは『広告』ウェブサイト(https://kohkoku.jp)をご覧ください。
また、発売に先立ち、note『広告』アカウントにて、編集長による巻頭メッセージを公開します。
https://note.com/notes/n6f4851c517d1
■雑誌『広告』最新号(Vol.416/特集:虚実)
・価格:1,600円(税込)
・発行日:2022年3月1日
・全国の書店およびオンラインショップ等で販売 *詳細は『広告』ウェブサイトに掲載
『広告』ウェブサイト:https://kohkoku.jp/
note公式アカウント:https://note.kohkoku.jp/
■内容
・虚実と世界 〜 哲学者 清水高志 × 『広告』編集長 小野直紀
・プレ・メタバースと消費 〜 無限の世界で金と時間はどこへ行く?
・「虚」の「構築」について 〜 まんが原作者 大塚英志 インタビュー
・映画におけるフィクションとリアリティ 〜 映画監督 西川美和 インタビュー
・ディズニーランドの虚構と現実
・プロレスとは何だろうか?
・広告に見る虚実 〜 “MAD MEN”と“GOOD PERSONS”のあいだ
ほか全24記事を収録。