博報堂が育む、子どもたちのクリエイティビティ
2026年夏「CREATIVE KIDS CAMP」を開催
- UoC×TBS共催「赤坂未来妄想」では、子どもたちが未来の赤坂の街を構想 -

博報堂は、クリエイティビティの研究・教育・実装を行う「UNIVERSITY of CREATIVITY(略称:UoC)」と共同で、長期休暇中の社員の子どもたちを対象とした学童プログラム「CREATIVE KIDS CAMP」を開催しています。今回はそのプログラムの一つとして、UoCとTBSによる共催プログラム「赤坂未来妄想」を実施しました。「赤坂が世界一ときめくエンタテインメント・シティになるには?」という問いを立て、子どもたちが自由な発想でさまざまなアイデアを考えました。
どのような背景からこのプログラムが誕生し、当日はどんなアイデアが飛び出したのでしょうか。ワークショップの様子と、担当者の声をお届けします。
「小1の壁」に着目。子どもと社員、双方のクリエイティビティを育む「CREATIVE KIDS CAMP」
博報堂では、社員の育児と仕事の両立を支援するための様々な取り組みを行っており、「CREATIVE KIDS CAMP」は社員の育児と仕事の両立を支援するため両立支援施策「huug(ハーグ)」の取り組みの一部としてスタートしました。また「預かり」の場だけではなく、博報堂ならではのクリエイティブな体験を子どもたちに届ける場として、このプログラムはどのように生まれ、どんな価値を育んでいるのでしょうか。
「huug」を担当する博報堂 人事室の山元七菜子と、UoCの本橋彩に、本施策の狙いを聞きました。
山元
「未就学児に対しては、国や自治体によるさまざまなサポートが充実してきている中、子どもが小学校に上がった途端いわゆる「小1の壁」とも呼ばれる、長期休暇中の預け先の問題が顕在化しています。保護者が仕事との両立に苦心していることに着目し、生まれたのが『CREATIVE KIDS CAMP』です。

単純なお預かりだけではなくて、子どもたちが参加し、お父さんお母さんの会社のお仕事のことを知ってもらう。それが両親へのリスペクトや仕事への理解につながり、家族のコミュニケーションが深まるという二次的な影響も生まれています。当初の狙いにはなかった部分も核心的な価値になっており、継続的な取り組みになっています」
本橋
「『CREATIVE KIDS CAMP』では、社員の子どもたち一人ひとりが持っているクリエイティビティを、自由に発揮し、さらに育んでいける場にしたいと考えています。同時に、このプログラムの面白さは、博報堂で働く社員自身のクリエイティビティを子どもたちに届けられることです。普段それぞれの仕事で培っている発想力や専門性を、子どもたちが楽しめるワークショップへと変換し、直接伝えていく。

そしてプログラムを行うと、講師を務める社員たちが、子どもたちの自由な発想や、大人には思いつかない視点に驚かされ、刺激を受けることがたくさんあります。社員が子どもたちのクリエイティビティをひらき、子どもたちがまた社員のクリエイティビティを刺激する。そんな双方向の循環が生まれていることが、この取り組みの大きな魅力だと感じています」
「赤坂が世界一のエンタテインメント・シティになるには?」- UoC×TBSによるクリエイティブ・ワークショップ-
5回目を迎えた「CREATIVE KIDS CAMP」に新たな広がりをもたらしたのが、UoCとTBS共催プログラム『赤坂未来妄想』です。企画・講師を務めたUoCの本橋彩と、TBS江南俊希さん、深澤友莉花さんにお話を伺いました。
本橋
「これまで『赤坂未来妄想』では、UoCとTBS、赤坂の商店街や神社、町会や港区議など、垣根を越えてさまざまな方々と『どんな赤坂の街を創りたいか?』という問いを立てて、対話を重ねてきました。今回はその輪を子どもたちにも広げ、CREATIVE KIDS CAMPで、『赤坂の街が世界一のエンタテインメント・シティになるアイデアをつくる』ことにチャレンジしました」
深澤
「我々は『赤坂エンタテインメント・シティ計画』という構想を掲げ、街づくりを進めています。赤坂は大人が働くために来る街というイメージが強いですが、子どもたちをはじめとした誰もがいつ来ても楽しめる街を目指しているので、子どもたちの意見を直接聞ける機会として、とても有意義だと感じ、今回ご一緒させていただきました。」

江南
「“再開発”という言葉だけ聞くと、堅苦しく難しく感じる方もいると思いますが、本質的には「未来の街を考えよう」という言葉に置き換えられますし、実は、未来を担う子どもたちにこそ、身近なテーマなんじゃないかなと思っています。未来の街について、子どもたちが想像力を掻き立てながら自由に考えること自体が素晴らしい。今回は自由にアイデアを飛ばすことを最優先にした設計にしています。」
本橋
「UoCでは、既存の枠組みにとらわれず、自由にアイデアを生み出すことを大切にしています。実現できるかどうかを最初から考えるのではなく、まずは子どもたちがどんな視点で未来を見るのかを知りたい。大人はどうしても、これまでの経験や常識から考えてしまい、発想を大きく飛ばすことが難しくなることがあります。一方で子どもたちは、『その発想があったか!』と、大人の想定を軽やかに超えてきます。そんなアイデアが生まれることを、楽しみにしていました。」
子どもたちがつくる「ミライの赤坂」アイデアは?
ここからは、当日のワークショップの様子をご紹介します。
冒頭では、赤坂は江戸時代から栄えてきた歴史ある街であり、今では働く人、住む人、政治に関わる人、海外から来る人など、多様な人が交わる街として紹介されました。そして、多くの人に遊びに来てもらい楽しんでもらえる街にするという思いから『赤坂エンタテインメント・シティ計画』が進んでいることに触れられました。
『赤坂エンタテインメント・シティ計画』は、TBSが掲げる、赤坂を誰もが楽しめるグローバルなエンタメ拠点にすることを目指す街づくり構想です。
既存の施設に加え、2028年に開業予定の複合ビル2棟を含めたエリア全体で本構想の実現を目指しており、再開発ビルの東棟には商業店舗・最新オフィス・クリエイター支援のインキュベーション施設を、西棟には最新技術を駆使した世界水準の劇場・ホールや宿泊施設といった多様な体験の場を整備する予定です。
上記のような背景も踏まえ、今回は子どもたちに、赤坂をみんなで楽しむなら、という未来を考えるワークショップを体験してもらいました。

子どもたちはグループに分かれ、「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにするのか」という枠組みを使って、具体的なアイデアづくりに挑戦。さらに考えたアイデアを絵にし、タイトルをつけて発表します。

さまざまな発表のなかで、「海外の人も日本の人も楽しめる」ものとしてクラシックフェスのアイデアがあがりました。みんなが楽器に触れられ、人気のキャラクターもホールに飾る工夫もあり、誰でも楽しめる優しいアイデアに、講師たちからも驚きと感心の声が上がりました。

子どもたちの「妄想」が、実際の再開発のヒントに
深澤
「今日でてきたアイデアの中には、現在取り組んでいる活動にプラスできるようなものが大変多かったのが印象的です。例えばナイトプールのアイデアがでていましたが、プールが難しくてもサカスに水場を作るとかもありますよね。また、劇場・ホールを整備する計画があるので、クラシックフェスのアイデアもすごく良かったです。都内でクラシックフェスができる場所は限られるので、ホールも広場もある『赤坂エンタテインメント・シティ』でこそ楽しめるアイデアだと感じました。」

江南
「クラシックフェスに関しては、まさに大人の音楽フェスのようなことをやりたいという妄想をしていたことはありまして、我々の構想と子どもたちの視点が重なっていることは大きな自信になりました。」
深澤
「楽器を弾けない人も楽しめるようなつくりにする、という発言もあり、その視点もすごく素敵でしたよね。他のアイデアでもそうですが、自分たちが楽しめるだけでなく、海外の人や赤坂で働いてる人、住んでる人もみんな一緒に楽しめるという広い視点で考えてくれたことも感心しました。」
『赤坂未来妄想』プログラムは、子どもたちのクリエイティビティが未来の赤坂を照らす、実りある時間となりました。
今回の「CREATIVE KIDS CAMP」では他にも、AIと一緒につくる「みらい・えにっき」や、子どもたち自身で風船を使って未来の生き物をデザインする「CREATIVE Alien」など、子どもたちの創造力がかきたてられるようなプログラムを実施しました。


今後も博報堂は両立支援施策「huug(ハーグ)」の取り組みを通し、どんなライフステージであっても、社員一人ひとりが自らの力を発揮し、働きがいを実感できる職場風土づくりを目指していきます。
▼子どもたちのアイデアの詳細はこちら

深澤 友莉花
㈱TBSホールディングス
赤坂エンタテインメント・シティ事業局 エンタテインメント・シティ開発部
鉄道会社での商業施設の運営や、街×IPコンテンツのコラボイベントの企画実施などを経て、2024年12月にTBSにキャリア入社。2028 年開業予定の「赤坂二・六丁目地区開発計画」の業務に従事し、現在はインキュベーション施設の開発をメインで担当。

江南 俊希
㈱TBSホールディングス
赤坂エンタテインメント・シティ事業局 エンタテインメント・シティ開発部
鉄道会社での商業施設運営やイベント企画、ライブホールやナイトクラブの企画・運営などを経て、2024年4月にTBSにキャリア入社。2028 年開業予定の「赤坂二・六丁目地区開発計画」の業務に従事し、現在は駅まち・商業エリアをメインで担当。

本橋 彩
博報堂 UNIVERSITY of CREATIVITY プロデューサー
UoC創設メンバー。創造力を人類最大の資本として捉え、未来社会創造、次世代、働き方、教育などをテーマに、産官学民藝の多様な人々と協働。新たな未来を描き、社会に実装するプロジェクトを企画・推進。

山元 七菜子
博報堂・博報堂DYコーポレートイニシアティブ
人事室労務部 マネジメントプランニングディレクター
博報堂入社後、約10年ビジネスプロデューサーとしてクライアント業務に従事したのち現部署へ配属。
現在は両立支援担当として、育児や介護との両立をサポートする両立支援施策「huug(ハーグ)」の推進を担う。