2025.05.09
書籍出版イベント『Kaggle GMに学ぶ実験管理 ~2025 spring~』開催
こんにちは。AaaS Tech Labの髙橋です。
この度、AaaS Tech Labの髙橋、篠田、坂本の3名で、書籍『目指せメダリスト!Kaggle実験管理術 着実にコンペで成果を出すためのノウハウ』[1]を出版いたしました。そして、その出版を記念して、先日『Kaggle GMに学ぶ実験管理 ~2025 spring~』[2]と題したイベントを開催しましたので、その様子をご報告します。
書籍『目指せメダリスト!Kaggle実験管理術』について
今回出版した書籍は、データサイエンスコンペティションプラットフォームであるKaggleにおいて、メダル(特に銀メダル以上)の獲得を目指す方々を対象としています。
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本書では、コンペで着実に成果を出すために不可欠な「実験管理」に焦点を当てています。具体的には、モデル構築における効率的な実験管理方法や、近年注目される生成AIを活用した情報管理術などを解説しています。ツールとしては、WandBを利用した実験管理手法や、NotionやChatGPTを利用した情報管理手法を紹介しています。
さらに本書の大きな特徴として、最終章ではKaggleの世界で最高峰の称号を持つKaggle Competitions GrandmasterおよびMasterの計8名にご協力いただき、彼らが実践する実験管理の秘訣をインタビュー形式で60ページ以上にわたり収録しました。
全国の書店、およびオンラインストアにてご購入いただけます。ぜひ手に取っていただけますと幸いです。
出版記念イベント『Kaggle GMに学ぶ実験管理 ~2025 spring~』開催報告
書籍の出版を記念し、先日『Kaggle GMに学ぶ実験管理 ~2025 spring~』[3]を開催いたしました。
当日は、会場でのオフライン参加30名、オンラインでの参加390名と、合計420名もの方々にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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イベントでは、3名のKaggle Grandmasterをお招きし、実験管理に関する貴重な知見を共有していただきました。
登壇者とLTタイトル
- カレーちゃん氏: 『Kaggleで本質に集中するために - 面倒なタスクを自動化する実践コード解説 -』
- Chumajin氏: 『実験管理 - 結局、重要なのは何なの?-』
- Kami氏: 『MLコンペ実験テンプレートを作ろう!』
パネルディスカッション
3名のGMによるLTの後は、パネルディスカッションを実施しました。
ここでは、Kaggleの取り組み方全般に関する様々なテーマに対して、「○」か「×」かで回答いただき、その理由や背景について、ざっくばらんにお話しいただく形式で進行しました。Kagglerなら思わず頷いてしまうような「あるある」話から、コンペ中のリアルな思考プロセスまで、普段は聞けない貴重なお話を伺うことができ、非常に刺激的で学びの多い時間となりました。
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最後に
末筆ながら、書籍出版にあたりご尽力いただいた翔泳社の皆様、ならびに出版記念イベントにご登壇いただいたカレーちゃん様、Chumajin様、Kami様に厚く御礼申し上げます。
私たちAaaS Tech Labでは、Kaggleへの挑戦や、そこで得られた知見を活かしたAaaSのソリューション開発、そして今回のような書籍の出版にも積極的に取り組んでいます。 AaaS Tech Labの活動にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひContactからお問い合わせください。