ホーム>【オンライン講座】サイバーフィジカル・ブランディング~次世代五感技術を活用したブランド体験のデザイン~

対象者
  • ・ブランディングご担当者
  • ・イベントや店舗など体験づくり・空間づくりに関わるご担当者
  • ・商品開発・サービス開発ご担当者
  • ・新規事業開発ご担当者
開講日
2021年9月27日(月)
15:00~17:00
定員
100名
受付

受付終了

申込受付終了しました

講座内容

「サイバーフィジカル社会」や「サイバーフィジカルシステム」という言葉を耳にしたことはありますか?

内閣府が掲げる“Society 5.0”では、現実世界(フィジカル空間)とサイバー空間が高度に融合した未来社会「サイバーフィジカル社会」の到来が謳われていますが、そこに生まれる「サイバーフィジカル空間」では、企業やブランドが生活者に提供するサービスや体験も、最適な設計が求められていくと考えられます。

たとえば、ARで自宅にいながら様々なファッションを「仮想試着」し、その際の「無意識のリアクション」のデータを後から振り返ることで、満足度の高い買い物体験を提供するサービスや、VRで「生産者になりきる」体験してもらい、原材料へのこだわりやものづくりのストーリーを体感してもらうサービス。
また、店舗やイベント会場、パビリオンなどに、「視覚×嗅覚」「触覚×聴覚」など多感覚の掛け合わせ(「クロスモーダル」)でコンテンツを楽しめる仕掛けを施すなど、さまざまなチャレンジがいろいろなシーンで始まっています。

本講座では、そんな、サイバーフィジカル社会やそこを取り巻く技術に関する最新の研究や知見を理解していただくとともに、サイバーフィジカル技術を活用したブランド体験について、参加者の皆さまと考えを広げていきたいと思います。
ブランディングご担当者だけでなく、商品やサービスの体験をアップデートしたい方、XRやセンシングなど新しい技術を使ってみたい方、デジタルとリアルを掛け合わせることを課題に感じている方、などなど、新しい試みにチャレンジしようとされている皆さまのご参加をお待ちしています!

当日の流れ

1.イントロダクション

2.サイバーフィジカル社会とは/サイバーフィジカル空間で人はどう感じ、どう動くのか?
(産業技術総合研究所 主任研究員 大山潤爾博士)

内閣府が提唱する次世代の社会のモデル「Society5.0」の中で、キーワードとなっている「サイバーフィジカルシステム」「サイバーフィジカル社会」について、産総研の研究者の視点からご紹介します。
たとえば、VR空間での買い物について、自分のアバター一人で買い物をするよりも、他人のアバターが何人かいる空間で買い物する方が、滞在時間や購入金額が多くなるという研究結果があったりします。XR空間などのサイバーフィジカル空間で、生活者の「認知」はどうなるのか。産総研で最先端の研究に取り組む大山潤爾博士よりレクチャーいただきます。

3.サイバー×フィジカル、新しい技術を活用したブランド体験のデザイン
(博報堂 須田和博・金じょんひょん)

サイバーフィジカル技術を商品・サービスや企業のブランディングにどう活用するか。もちろんただ単に新しい技術を使うだけで、優れたブランド体験が生み出されるわけではありません。まず生活者のニーズやインサイトについて深く理解し、そこに適したテクロノジーを活用する。先駆的なプロジェクトを多数手がける博報堂のクリエイターが語ります。

4.アイデア発想セッション
スピーカーからのインプットを踏まえ、参加者の皆さまに、サイバーフィジカルの観点を取り入れたブランド体験について簡単なアイデア発想セッションにご参加いただきます。

概要

ライブ開講日時2021年9月27日(月)
アーカイブ配信日時2021年10月4日(月)~10月10日(日)
※ライブ講座をお申込の方はアーカイブ配信も視聴できます。
申込締切2021年9月21日(火)
価格1,100円(税込)

※講座費用のお支払いはクレジットカード決済のみとさせていただきます。ご了承ください。
※競合企業の方は、お申込の際に、ご連絡をさせていただく場合がございます。

オンライン視聴について

インターネット環境があればどこでも視聴可能です。
ライブ配信に加えて、講座終了後はアーカイブ配信もいたします。
本講座ではグループワークを予定しておりますので、できるだけ、カメラオンできるPCでご参加ください。

■【重要】インターネット環境をお確かめください
セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。本講座はZoomを使用して開催いたします。Zoomミーティングのご視聴が可能な環境か、事前にご自身でご確認をお願いします。
■ セキュリティ改修後の最新のZoomを使用し、安全に配慮したウェビナー運営をいたします。
※当日の参加URLは開催の2営業日前までにメールにてお知らせいたします。

大山 潤爾氏

(おおやま じゅんじ)

産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 主任研究員

専門は、アクセシブルデザイン・認知支援工学・認知インタラクションデザイン・VR実験心理学研究など。
2011年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。2011年より国立研究開発法人産業技術総合研究所に所属。2016年~ 現在、同・主任研究員。2018年~ 現在、筑波大学大学院人間総合科学研究科・准教授。
Xperigrapher開発者.修士(工学)。修士(神経科学)。博士(学術)。国際標準規格委員会ISO/TC159(人間工学)/WG2(特別な配慮を必要とする人々のための人間工学)およびISO IEC/JTC1(情報技術)/SC35(ユーザインタフェース)/WG6(アクセシビリティ)エキスパート。科学技術振興機構 アドバイザー。
ホームページ: https://sciadlab.wordpress.com/

須田 和博

(すだ かずひろ)

博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局 エグゼクティブ・クリエイティブディレクター
スダラボ代表

1990年多摩美術大学卒・博報堂入社。アートディレクター、CMプラナーを経て、2005年よりインタラクティブ領域へ。2009年「ミクシィ年賀状」で、東京インタラクティブ・アドアワード・グランプリ受賞。2014年スダラボ発足。
第1弾「ライスコード」で、アドフェスト・グランプリ、カンヌ・ゴールドなど、国内外で60以上の広告賞を受賞。2016~17年 ACC賞インタラクティブ部門・審査委員長。
著書:「使ってもらえる広告」アスキー新書

金 じょんひょん

(きむ じょんひょん)

株式会社博報堂 クリエイティブテクノロジスト / 研究員
Human X プロジェクトリーダー

博報堂入社後、研究開発部門を経験し、現在はブランド・イノベーションデザイン局に在籍しながら、テクノロジーを起点とする新しい体験のプロダクト・サービス・研究などの開発業務をメインに従事。
クロスモーダルデザインWS幹事、Affective Media WS幹事、文部科学省科学技術・学術政策研究所専門調査員。Innovative Technologies受賞、Google android object グランプリ受賞、d&ad 受賞、Good Design受賞。経産省主催電子レシートアプリコンテスト審査委員、CODE AWARD 審査委員。

山田 聰

(やまだ そう)

博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局 コピーライター/ディレクター

東京大学法学部卒業後、2006年博報堂入社。制作職として多様な業種のコミュニケーション開発、クリエイティブ開発に従事した後、2011年より博報堂ブランド・イノベーションデザインの前身組織に参画。金融、菓子、電子機器、IT、教育機関、地方自治体等のブランド開発や事業開発に携わる。アジア太平洋広告祭ヤングロータスグランプリ、グッドデザイン賞など受賞。
共著に『ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから』(アスキー・メディアワークス)など。

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