旧年中も、博報堂DYグループ、TV AaaS Labの活動に多大なるご厚情を賜り誠にありがとうございました。
早いもので2022年9月に立ち上げたTV AaaS Labの活動は2年目を迎えております。メディア価値共創活動へのご協力に重ねて御礼申し上げます。
2023年はWBC、ラグビー、バスケットボールのワールドカップにおける日本勢の活躍や、夏の甲子園大会や日本シリーズの名試合が地上波で放送され「お茶の間」やSNSが大変盛り上がった1年でした。家族や友人と共にテレビ画面で楽しんだ方はもちろん、リアルタイム同時配信を利用した方も多かったのではないでしょうか。
広告主はこうした生活者の動画配信サービスの利用増加、特にコネクテッドテレビ(CTV)での視聴に注目しており、「テレビデバイス」として動画広告を統合運用したいという声を多く頂いています。
地上波の領域でも、メディア価値向上に向けた進化の兆しが見られました。テレビCM素材のリードタイム短縮に向けたTBS様・北海道エリア4局様・広告会社の取り組み。日本テレビ様の地上波広告におけるリアルタイムなプログラマティック取引を実現する「ARMプラットフォーム」の取り組みなど、テレビは着実に次世代に向けた歩みを進めています。
2024年は、地上波と動画配信サービスを自由自在に行き来してテレビデバイスで動画を楽しむライフスタイルがさらに定着していくと思われます。放送と通信が融合するメディア環境において、広告主に提供する動画コミュニケーションの統合や最適化が放送局・動画配信プラットフォーマー・広告会社共通のテーマになるでしょう。
TV AaaS Labのミッションは、地上波とTVerなどの放送局由来の動画配信サービスのメディア効果をどのようにデザインしていくのか、放送局の皆さんと知恵を出し合い、向き合っていくことです。PoCの取り組み数を増やし、成功事例の創出と共有を続けながらテレビ広告の次世代の扉をひらくために活動して参ります。本年も、博報堂DYメディアパートナーズに倍旧のお力添えを何卒よろしくお願い致します。

