このページでは、2016年1月13日(水)に行われた博報堂マーケティングスクールの講義の模様をお届けします。

これは、新商品や新サービス開発の時に、生活者が本当に求めている商品・事業を企画するための発想法を身につけるプログラムです。

たとえば、マラソンブーム、インターネットでの野菜の購入、コンビニの100円コーヒー、10分で終わる散髪屋。
モノそのものはあまり変わっていなくても、生活者の習慣や行動を変えることで成功している事例です。
これらのケースに共通しているのは、「売り手発想の癖や罠にはまらない、鮮やかな発想の転換」ではないでしょうか。
このプログラムでは、ワークによって、陥りがちな思考の「罠」からの脱却することを目指します。

①フレームワーク依存のワナ対策ワーク
②市場拡大時のターゲット選定のワナ対策ワーク
③過度の製品スペック依存のワナ対策ワーク

ワークでは、 『生活者視点とは何か』をテーマに、いくつかの事例をご紹介するだけでなく、多くの成功事例の発想法を読み解いたり、チームでのアイデアワークを通じて、 実際に話し合い、手を動かすことで、調査からだけでは見えてこない生活者発想型マーケティングを実感して頂きました。

さらに、企業も背景もバラバラのメンバーでのグループワークを通して、誰もが、仕事を離れれば一人の『生活者』であるという感覚を体感いただけたと思います。

【受講者の声】
・製品基点になりがちな価値の考え方を生活者視点に立ち帰って俯瞰してみることを忘れがちだったが、講座を受けて基本を再認識できた。
・チームでのワークショップが社内プロジェクトでの参考になった。
・日頃から、消費者の視点で考えているつもりだったが、実際は違ったことに改めて気づいた。
・身近な例でわかりやすい講義と、実践的な演習であっという間に時間が経ってしまった。
・なぜ?を価値に落とすところが難しかった。さらに次のステップの研修があれば参加したい。

【当日の流れ】
技術スペックや企業シーズからだけではなく、生活者の視点から市場拡大を遂げる事業戦略作りの秘訣について分析を実施。
それらを元に、具体的ケースを題材に事業戦略アイデアをチームで考え、プレゼンテーションを行っていただきます。
さらに、講師や他の参加者からのフィードバックも行います。
 
1、【実践ケース①】商品Aの成功の秘密を探し出す
    チームに分かれてのグループワーク
2、ミニレクチャー 「生活者発想を手に入れる3つの習慣とは」
    ・具体的な事実から考える
    ・事実を深く掘り下げる
    ・価値を形にする
3、【実践ケース②】商品Bの市場拡大戦略ワーク
    チームに分かれてのグループワーク
4、ミニレクチャー 「生活者発想を阻む3つのワナ(罠)とは」
    ・スペックのワナ
    ・フレームのワナ
    ・ターゲットのワナ
5、全体振り返り

講師プロフィール

※掲載時プロフィールです。

赤松 範麿 (あかまつ のりまろ)

博報堂
そもそもデザイン推進体 ファシリテーター/ビジネスコンサルタント

大手コンピューター関連企業、アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティング・マネジャーを経て、2001年博報堂入社。
通信、金融、アパレル、家電、化粧品、飲料、食品、外食等におけるマーケティング戦略立案、ブランド戦略立案、CI構築、事業戦略立案、新商品開発、店舗開発業務などに携わる。また、企業における戦略構築や生活者発想のビジネスワークショップのファシリテーターも多数実践している。

著書
シェアードサービス(東洋経済新報社 アンダーセン著、共著)
わかる ビジネス・ワークショップ(PHP 博報堂HOWプロジェクト著、共著)
買物欲マーケティング(ダイヤモンド社 博報堂買物研究所著、共著)
実行したくてたまらない目標をつくる(日本経済新聞出版社 博報堂HOW 共著)

岡田 庄生 (おかだ しょうお)

博報堂ブランドデザイン コンサルタント

2004年、株式会社博報堂入社。様々な企業の企業ビジョンやブランド戦略、商品開発等のプロジェクトファシリテーションを担当。宣伝会議「ファシリテーション力養成講座」講師(2013~2015)。
著書に『買わせる発想 相手の心を動かす3つの習慣』(講談社)、『お客様を買う気にさせる「価値」の見つけ方』(KADOKAWA)など。
東京工業大学非常勤講師。


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