あらゆる企業にとって、生成AIを始めとするテクノロジーを経営やサービスに取り込むことが“当たり前”の時代になる中、当社はテクノロジーを業務効率化だけに使うのではなく、「Human-Centered AI」という考え方に代表されるように、“博報堂らしく”使いこなすことを追及しています。R&D領域では、「人間のクリエイティビティを高めるAIの研究」や「生活者の意思決定構造を解明するサイエンス」など多くの研究開発を行っています。

テクノロジーをリードする2つの組織

当領域に関する研究開発は、親会社である博報堂DYホールディングスを中心に行われています。その中心を担う「マーケティング・テクノロジー・センター」と「Human-Centered AI Institute(HCAI)」には博報堂の社員も多く出向しています。

マーケティング・テクノロジー・センター​

マーケティング・テクノロジー・センターは博報堂DYグループの競争力の「源」、ビジネスの「素」を生み出すことを目標に研究開発を推進しています。データサイエンス領域の基礎研究、マーケティングサイエンス領域の応用研究、XRなど先端技術研究など幅広い活動を行っています。

また、独自のマーケティングデータの開発も行っており、その代表的なものがオリジナルの大規模調査データベース「HABIT/ex」と「Global HABIT」です。生活者の商品・サービスに関する利用状況や意識・行動、ブランドの評価、テレビやインターネットなどの媒体接触状況、個人属性や生活価値観など、生活者個人の意識や実態を幅広く聴取しています。
「HABIT/ex」は、首都圏・関西圏の12-69歳男女約6,600サンプルを対象に毎年調査を実施しています。また「Global HABIT」は、2000年よりアジア主要都市の生活者を対象に毎年聴取しており、2024年には従来の訪問調査からオンラインパネル調査へ調査手法を変更。アジア9の国と地域、合計38,700サンプルに調査を行い、そのデータをクライアント企業のマーケティング活動に活用いただいています。

マーケティング・テクノロジー・センター

Human-Centered AI Institute

HCAIは生活者と社会に資する人間中心のAI技術の先端研究開発を行う研究組織です。「AIは人の創造性の進化・拡張に貢献し、生活と社会を支える基盤となる」という理念の下、長期的・短期的なテーマを組み合わせた研究開発および実践を進めています。具体的には、Fine-Tuning、RAGなどの技術を用いた業務システムの自動化・効率化だけでなく、生成AI技術を応用したデジタルヒューマン、AIアバターによる次世代のユーザーエクスペリエンスの研究開発などにも取り組んでいます。

Human-Centered AI Institute

Human-Centered AI Institute