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【Global HABITレポート Vol.5】アジア12都市の50代 「若さ志向」比較

2012.11.06

■心身ともに若々しくいたい「若さ志向」が突出している東京50代。
対照的に、年相応でありたい「成熟志向」が強いメトロマニラとジャカルタ。
■東京と台北の「若さ志向」は年代が上がるにつれて上昇し、50代でピークに。
■台北50代は東京同様、「若さ志向」が強く、消費意欲も旺盛なアクティブ派。

博報堂では、グローバル市場でのマーケティング戦略に活用するためのオリジナル生活者調査『GlobalHABIT(グローバルハビット)』を2000年より毎年、アジアと欧米の主要34都市で中・上位収入層を対象に実施しています。今年は、最新(2011 年実施)のGlobal HABIT調査のデータをもとに様々な角度から分析を行い、グローバル市場での可能性に繋がるヒントを全10回シリーズでご紹介しています。

第5回レポートでは、高齢化先進国である日本(東京)を中心に、アジア12都市の50代(50~59歳)の「若さ志向」について分析した結果をご報告いたします。

(2012年11月6日)

1.「若さ志向」が突出している東京、「成熟志向」が強いメトロマニラ・ジャカルタ
東京50代の7割強は、精神的にも身体的にも「若さ」を重視しており、他都市よりも1割以上高い結果となった。
対照的に、メトロマニラ、ジャカルタ、クアラルンプールの50代の7割前後は、年齢に応じた容姿や考え方を重視している様子が伺える。
2.「若さ志向」が12都市平均を上回るのは6都市。そのうち東京、台北、北京では女性が牽引
12都市の50代の「精神的、身体的若々しさを保ちたい」意識の平均値を目安にすると、4つのグループに分けることができる。12都市平均を上回るのは、東京、台北、ソウル、北京、ホーチミンシティ、デリーの6都市。また、性別による「若さ志向」を見てみると、女性が牽引している都市は東京、台北、北京で、男性が引っ張っている都市はソウルとホーチミンシティ。

・つよい「若さ志向」:東京

・「若さ志向」:台北、ソウル、北京、ホーチミンシティ、デリー

・「成熟志向」:シンガポール、香港、バンコク、クアラルンプール

・つよい「成熟志向」:ジャカルタ、メトロマニラ

3.年代が上がるにつれて「若さ志向」が上昇する東京・台北
都市ごとに各年代(50代、40代、30代、20代)の意識の違いを見ると、年代が上がるにつれて、東京と台北では「若さ志向」が上昇し、50代で最も高くなる。一方、ジャカルタなどは「成熟志向」が強まっていく。
4.台北50代は東京同様「若さ志向」が強く、消費意欲も旺盛なアクティブ派
今回、台北50代は「若さ志向」が強く、女性が牽引している点、年代が上がるにつれて「若さ志向」が強まる点で東京50代と非常に似ていることが分かった。台北50代は、家電や住まい、車、健康関連、ファッションにお金をかける傾向があり、趣味・レジャーにおいても登山やハイキング、海外旅行、ウォーキングを好むなどアクティブなライフスタイルを求めているという様子が伺える。

◆レポートの詳細は下記URLからご覧ください。
【Global HABITレポート Vol.5】アジア12都市の50代「若さ志向」比較

<お知らせ>
「博報堂Global HABIT」2012年度パンフレット(日本語版)を公開しています。ぜひご覧ください。

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