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【スパイクスアジア2019 レポート Vol.1】
博報堂グループから4名の審査員。ヤン・ヨウが、ADFESTに続き今年2度目の審査員長に就任

2019.09.18
#クリエイティブ#スパイクスアジア

2019年9月25日から27日まで、シンガポールで開催される「スパイクス・アジア2019」。今年、博報堂グループから審査員に選出された4人をご紹介します。

●Design部門、Print&Outdoor Craft部門 審査員長
Yang Yeo 博報堂APAC Co-CCO(共同チーフクリエイティブオフィサー)
●Film部門、Print & Publishing部門審査員
斉藤迅 SIXクリエイティブディレクター、ミュージックキャンペーンディレクター)
●Entertainment 部門、 Music部門 審査員
佐藤カズー TBWA\HAKUHODO チーフクリエイティブオフィサー
●Outdoor部門、Radio & Audio部門、Glass部門審査員
間部奈帆 博報堂グローバル統合ソリューション局

●Design部門、Print&Outdoor Craft部門 審査員長
ヤン・ヨウ(Yang Yeo) 博報堂APAC Co-CCO(共同チーフクリエイティブオフィサー)
”Creative Kaiju”

【プロフィール】
周囲を巻き込む“豪快な笑い声”が有名なヤンはまた、その多彩な才能の持ち主としても知られている。数々の国際広告賞でグランプリを獲得し、「クリエイティブ・オブ・ザ・イヤー」、「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」「マーケター・オブ・ザ・イヤー」に選出された実績を持つ。
広告業界だけでなく、「The UNESCO Asia-Pacific Awards for Cultural Heritage Conservation」の受賞に代表されるように、空間・建築デザインでもその才能は発揮され、彼のレピュテーション、強固なリーダーシップと着実な成果は、彼に「PDA Designer of the Year」ももたらしている。
1992年、 Saatchi & Saatchi Singaporeで広告のキャリアを開始。BBHロンドンでグローバルな経験を積んだ後、Fallon Asiaの設立に関わり、JWT China、reboot W+K ShanghaiのChairmanを歴任し、2017年に博報堂に入社。現職であるAsia Pacific Co-Chief Creative Officerに就任。“Creative Kaiju”という肩書のもと、活動している。2018年6月にアドウィークのクリエイティブ100に選出された。
広告祭の審査員歴としては、2018年に博報堂初となるカンヌライオンズの審査員長に就任して以降、2019年にはADFEST、そして今回のスパイクスアジアと、3度目の審査員長に選出されている。

【審査員を務めるにあたってのコメント】
「博報堂グループがスパイクスアジアで審査員長を務めるのはこんどで3度目。これこそが、私たちがクリエイティブインダストリーにウェーブをおこしていることの証明であり、この勢いをキープしていきたいと考えています。」

●Film,部門、Print & Publishing部門 審査員
斉藤迅 (SIX クリエイティブディレクター、ミュージックキャンペーンディレクター)

【プロフィール】
クリエイティブディレクター集団SIXの共同執行責任者。広告制作・ブランディングのほか、COTODAMA CEOとして再生した楽曲の歌詞が浮かび上がるスピーカー「リリックスピーカー」、レコードジャケット型のモデル「リリックスピーカー・キャンバス」の制作・開発・販売を手がける。
広告制作・ブランディングとしては、カンヌ・クリエイティビティアワードで、Smash Guitarで金賞、OK Go X Double A 「Obsession for Smoothness」で金賞を受賞など、多数の海外賞を受賞する。COTODAMA リリックスピーカーのサイト:https://lyric-speaker.com/

【審査員を務めるにあたってのコメント】
「最近、アジアの音楽が世界中で注目されています。インドネシアのラッパーの曲が、アメリカでガンガン再生される時代。そんなアジアのユースカルチャーの盛り上がりは、広告の世界ではどのように広がっているのか、進化しているのか、肌で感じ、日本にフィードバックしたいと思います。」

●Entertainment部門、Music部門 審査員
佐藤カズー (TBWA\HAKUHODOチーフクリエイティブオフィサー、エグゼクティブクリエイティブディレクター)

【プロフィール】
1997年Sony Music Entertainment入社。Leo Burnettを経て2009年TBWA\HAKUHODO入社。メディアの枠を超えたBig Ideaで、カンヌライオンズ金、CLIO金、D&ADイエロー、NY ADC金、文化庁メディア芸術祭など、これまでに200以上の賞を受賞。また2012年カンヌライオンズフィルム部門審査員、2017年カンヌライオンズプロダクトデザイン部門審査員をはじめ、デザイン、デジタル、プロモーションといった多領域に渡る国際賞の審査員をつとめる。2011年JAAAクリエイター・オブ・ザ・イヤー・メダリスト。2013年Campaign誌Japan/Korea Creative of the Year受賞。趣味は広告のパトロール。

【審査員を務めるにあたってのコメント】
「ブランドの敵はもはや競合商品ではなく、カルチャーだ。

広告 VS 動物動画
広告 VS ミュージックビデオ
広告 VS ミーム
広告 VS お笑い

我々はクリエイティビティという武器を使って、
ソーシャルのタイムラインに並ぶあらゆるコンテンツに
勝たねばならない。

そのための最も有効な武器はエンタメであり、
音楽であることは間違いない。

生活者のスマホの画面を奪う力が作品のどこにあるのか、
そのあたりを見極めてみようと思う。」

●Outdoor部門、 Radio & Audio部門、 Glass部門 審査員
間部奈帆 (博報堂 グローバル統合ソリューション局 クリエイティブディレクター)

【プロフィール】
初任のCC局(現PR局)で自動車会社の企業広報戦略から『広告』編集まで幅広く広報手法を学ぶ。2003年にコピーライターに転向。化粧品・トイレタリーなど女性の気持ちに寄り添うジョブを多く担当。また、二度の出産を経て、教育・情報産業などママや女性の生き方に関するクリエイティブディレクションも多く担当。2018年ベトナム出向。今年度からグローバル統合ソリューション局所属。二十年前の留学や旅好きだった経験が生きるとよいなと。『ママ』(主婦の友社)上梓。

【審査員を務めるにあたってのコメント】
「初めての海外広告賞審査ということで、体当たりという感じですが・・・事前のオンライン審査はとても楽しいです。聞いたことのなかった課題の数々、なるほど!と唸らされるアイディアたち。視野が拡張していくのを実感しています。他方、日本という国や日本企業が置かれている状況、エージェンシーの未来についてなど、課題意識の解像度が上がる部分も。クリエイティビティというキーワードの“具体化”について、じっくり考えて来たいなと思っています。」

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