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クラヤミで音の一粒まで味わい尽くす。 新しい音楽体感イベント「クラヤミレコード」記者説明会とデビューイベントを神楽坂にて実施

2017.03.02
#こどもごころ製作所

暗闇で見知らぬ人と食事をする、五感活性エンターテインメント「クラヤミ食堂」を手掛ける博報堂こどもごころ製作所が、ユニバーサル ミュージック合同会社と協働で「クラヤミレコード」を開発。クラヤミ(暗闇)の中で五感を研ぎ澄ませ、音の一粒まで浴びつくすという他に類を見ない独自の音楽体感イベントです。2月23日(木)、その記者発表とデビューイベントが神楽坂のアコースティックライブホールTHE GLEE(ザグリー)で行われました。

「クラヤミレコード」デビューイベントを迎えて

写真左より)博報堂 田中執行役員、ユニバーサル ミュージック合同会社 藤倉社長兼最高経営責任者

記者説明会の冒頭にあいさつを行ったのはユニバーサル ミュージック合同会社の藤倉尚社長兼最高経営責任者。「前もってクラヤミレコードを体験しましたが、視覚がなく、音だけの空間になるといろんな景色が見えてきた。音の細部まで、こんな音が鳴っているんだという気づきと喜びがありました」と、イベントの魅力を紹介。「ユニバーサル ミュージックに所属する洋楽・邦楽さまざまなアーティストが世界中にいますが、誰もが自分が作った“音”をしっかりと聴いてほしい、味わってほしいと心から思っています」と、アーティストの方々の想いに触れながら、「“ながら聴き”が増えている昨今だからこそ、こういった機会を通して音楽に触れていただけたら、とても嬉しいです」と述べました。

続いて博報堂の田中廣執行役員は、「私たちは生まれる前からお母さんのおなかの中で、目が見えなくても耳ですでに外の世界の音を聞いてきた。いま、音楽が簡単に手に入る、音に溢れたこの世の中で、ときにたちどまってしっかりと音楽に向き合う、五感を研ぎ澄まして音楽に向き合う時間も必要なのではないかと考えています」と開発を貫く想いについて説明。「クラヤミレコードでは、音楽を聴き流すのではなく音楽を味わうことができます。音と対峙すると、いままで聞こえなかった音までが聞こえてきます。弦の響き、手や口の動き……そんなものが目に浮かんでくる。クラヤミレコードを通して、皆さんに音楽の深みを味わっていただければ」と語りました。

最後にユニバーサル ミュージック合同会社の岡田武士さん、博報堂こどもごころ製作所の山本泰士が、本イベントの特色について解説。会場における高音質な音楽環境、音響のプロフェッショナルが選び抜いたステレオシステム、クラヤミ食堂チームがこれまでの活動で注視してきた暗闇での感情・生理変化に注目した構成などについて説明しました。

写真左より) 博報堂こどもごころ製作所 山本泰士、ユニバーサル ミュージック合同会社の岡田武士氏

クラヤミの中、音の世界に身をゆだねる

今回のクラヤミレコードのテーマは、“海の向こうにある「伝説の島」を探す航海”。滑り出しのよい順調な船出から、怪物の出る危険な海域、上がってくる朝日に向かって船を進め、ついに伝説の島にたどり着く……といった冒険のストーリーを、新旧さまざまな楽曲で表現していくという構成です。会場に集まったのは男女40人ほど。事前にフリードリンクで薄暗い会場に慣れるウォームアップタイムを挟んで、いよいよイベント本編のスタートです。博報堂こどもごころ製作所の支配人の誘導でアイマスクを装着すると、椅子から立ち上がった状態で最初の曲がスタート。軽快なリズムに合わせた手拍子とともに、航海が始まります。

4台のスピーカーから次々と流れてくるのは、アップテンポなヒットソングからEDM、ジャズ、映画音楽まで、新旧さまざまなジャンルの13曲。自然と体を揺らすスーツ姿の男性や、椅子に座ってリラックスした様子の女性など、参加者たちは思い思いに音楽を楽しみました。最後の曲が終わると、合図とともにアイマスクをはずし、イベントは終了。壮大な航海の旅を無事に終えた参加者には、ほっとしたような満足感あふれる笑顔が。音の波に身をゆだね、音楽の新しい魅力、可能性を知る、刺激的な音楽体験となったようです。

クラヤミレコード、早くも第2回開催が決定!

2017年5月19日(金)に第2回クラヤミレコードを全く新しいコンセプトで開催いたします。ぜひ皆さんご参加ください!
ただいま枚数限定の早割3000円発売中(スタンダードプラン・税込)。
お申し込みはこちらから→https://camp-fire.jp/projects/view/18146

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