アドミュージアム東京で開催されている企画展「世界を幸せにする広告-GOOD Ideas for GOOD― 展」(2016年5月17日~7月30日)において、6月3日に第1回トークイベント「スタートアップ for GOOD」が開催されました。
「スタートアップ for GOOD」では、世の中を「for GOOD」の方向に動かす新たな仕組みや活動に取り組んでいる社会起業家の活動を紹介。活動内容にぴったりなコピーを博報堂と電通のコピーライターがプレゼント、私たちの身近にある社会課題について自分ごと化し、考えるきっかけを提供します。

登壇者と事務局の皆さん

さまざまな課題と真剣勝負の大喜利

博報堂のシニアクリエイティブディレクターの須田和博による司会進行で紹介された4名の社会起業家が今回の「クライアント」。若者へのLGBTの認知普及に取り組む「特定非営利活動法人ReBit」、更年期の対策講座を運営する「NPO法人ちぇぶら」、予防医療・在宅医療などを推進する「ケアプロ株式会社」、主体的な学ぶ力を伸ばす塾を運営する「株式会社a.school」と、4社それぞれに使命感をもって世の中の課題解決に取り組んでいる社会起業家たちが、自社の取組みと現在抱えている課題をオリエンします。団体のスローガン、セミナーのネーミング、新たに設立する子会社名そして、企業のキャッチコピーと若手6名のコピーライターに与えられた課題は様々。その各課題に対し、博報堂、電通混成チームそれぞれが大喜利形式で発表していきます。ロジカルだったり、情感に訴えたり、一案勝負だったり、6者6様の真剣勝負のプレゼンは、感動あり笑いありのアットホームな雰囲気で会場も大いに盛り上がりまし た。社会起業家の皆さんも改めて自身の団体のことを再認識したり、思いもよらないアイデアに刺激を受けたりしていました。電通OBで思考家の白土健二氏による若手コピーライターへの講評は、鋭く、説得力があり、会場にいた全員が勉強になるものでしたが、時折見せる思いがけないコメントは会場に笑いを巻き起こしていました。


大喜利をおえて

電通の若手コピーライターの皆さんと同じ課題に取り組んだ博報堂の若手コピーライターは次のように感想を述べています。

戸澤 麻里子(博報堂 第二クリエイティブ局)
「お笑いかと思って気軽にお話を受けたら、衣装以外は完全に真剣なイベントだったので焦りました。団体の方の熱量に、こちらが学ばせていただくばかりでしたが、皆さんの活動が世の中に広がる一助になれば、と思います。」

大石 将平(博報堂 第二クリエイティブ局)
「経営者の方だけでなく、100名余りのお客さんに同時にプレゼンするということで、普段とは違った緊張感をもってコピーを書かせていただきました。クライアントと世の中のあいだに立つ、というコピーライターの役割を、あの会場で、スベったり、ウケたりしながら、リアルに体験できたことは、今後の糧になると思います。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。」

 

平佐 慧(博報堂 インタラクティブデザイン局)
「緊張しました。いろいろ勉強になりました。一般の人の反応が即座に返ってくるのが新鮮でした。なぜか僕だけニヤニヤしている写真ですが、いたって真面目にやりました。」

本企画の立案と司会進行を務めた須田和博は、次のように振り返っています。

「社会起業家の方々は、全身全霊で己のテーマに取り組んでいます。その真剣なオリエンを直接うけ、広告制作者である自分たちのスキルが直接お役に立てる現場を体験できたことは、電博双方の若手にとって得難い経験になったと思います。大喜利形式にしたのは、マジメすぎて辛い場にならないように考えた演出でしたが、感動的なほどに有意義な雰囲気の会場の中で、カラフルなハッピだけが唯一、浮いてました(笑)。2回目も応援よろしくお願いいたします!」

第2回トークイベント「スタートアップ for GOOD」は7月8日(金)18:30~実施予定です。
詳細はアドミュージアム東京のウェブサイトをご覧ください。 → こちら