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博報堂生活総研[来月の消費予報・8月](消費意欲指数)

2018.07.26
#消費#生活総研

女性を中心に、幅広い分野で意欲が高まる

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象 に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。

8月の消費意欲指数は50.1点。前月比+1.4ポイント、前年比+0.4ポイントと、ほぼ前年並みとなりました。

Point 1:休暇やイベントの多い8月。幅広い分野で意欲が高まる

8月の消費意欲指数は、季節消費への意欲が高まった前月からさらに1.4ポイント高まって、8月としては3年ぶりに50点台の指数となりました。

消費意欲指数の理由(自由回答)では、夏休み・お盆関連の出費やレジャー・行楽などの「季節的な出費、意欲」をあげる声はほぼ前年並みです(17年8月176件→18年8月171件)が、「欲しいものや出費の予定がある」という声は前年よりも増えています(17年8月148件→18年8月166件)。逆に、「金銭的な余裕がない」という声は減少しました(17年8月125件→18年8月97件)。

また、特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ると、「外食」「食品」「飲料」「理美容」「日用品」「車・バイク」が前年比で20件以上増加。季節消費に限らず、幅広い分野で意欲が高まっています。

Point 2:消費意欲の高まりを支えるのは、前月に引き続き女性層

消費意欲指数を男女別に見ると、女性の方が前月比、前年比ともに高くなっています(男性:前月比+1.1ポイント/前年比±0.0ポイント、女性:前月比+1.7ポイント/前年比+0.9ポイント)。

また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがあると回答した人の割合も、男性が前年比-1.3ポイントとなったのに対し、女性は+3.3ポイントと前年から増加。特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ても、増加分のほとんどが女性によるものとなっています。前月に引き続き、8月の消費も女性がけん引する形となりそうです。

■ 質問項目(質問文)

[消費意欲指数]
消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、
あなたの来月(8月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答)
また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答)

[特に買いたいモノ・利用したいサービス]
あなたが来月(8月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)
特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答)

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