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博報堂生活総研[来月の消費予報・7月](消費意欲指数)

2018.06.26
#消費#生活総研

ボーナスシーズンの7月。季節消費への意欲が高まる一方、
実際の消費に結びつくかは不透明

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象 に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。

7月の消費意欲指数は48.7点。前月比+2.6ポイント、前年比-0.4ポイントと、前年からは横ばいとなりました。

Point 1:ボーナスシーズンを迎え、女性を中心に季節消費の意欲が高まる

本格的なボーナスシーズンを迎える7月の消費意欲指数は、前月よりも2.6ポイント高まり、今年の最高値となりました。特に女性については、前月比+3.0ポイントの伸びとなっています。

消費意欲指数の理由(OA)を見ると、「ボーナスが入る」(18年6月44件→18年7月95件)、夏服などの「季節的な出費の予定や意欲がある」(18年6月83件→18年7月117件)、「旅行の予定がある」(18年6月26件→18年7月41件)などが、前月より増えています(特に女性で顕著)。また、「今月までに多く使った反動で節約」という声は前月を大きく下回りました(18年6月127件→18年7月55件)。ボーナスへの期待を背景に、女性を中心に季節消費への意欲が高まりそうです。

Point 2:消費意欲指数は、前年比では横ばい。特に買いたいモノ・利用したいサービスでは減少も目立つ

消費意欲指数は、前年と比べると横ばいに留まっています。消費意欲指数の理由(OA)を見ても、前月からは伸びをみせたものの、前年との比較では目立って伸びているものはありません。また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがあると答えた人の割合は前年比-2.7ポイントと減少。カテゴリー別にみると、「食品」「家電・AV」「書籍・エンタメ」「旅行」「レジャー」において、それぞれ前年より20件以上減っています。

消費に気持ちは向いているものの、実際の消費行動に結びつくほどの盛り上がりになるかどうかは今のところ不透明といえそうです。

■ 質問項目(質問文)

[消費意欲指数]
消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、
あなたの来月(7月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答)
また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答)

[特に買いたいモノ・利用したいサービス]
あなたが来月(7月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)
特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答)

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