2011年01月11日
博報堂生活総合研究所では、日本全国の15 ~ 69歳の男女1,756名を対象に今の日本に対する評価や未来に対する願望を様々な切り口の質問により把握する「日本の未来像調査」を実施しました。
今回の日本型成熟モデルを考えるシリーズ[第3回]では、日本の成熟度を「今の日本の色イメージ」という質問で測った結果を取り上げます。以下、調査からの発見について、ご報告します。
【質問文】今の日本を色でたとえるとしたら、あなたはどんな色をイメージしますか?なぜその色に今の日本を感じられたのですか。理由をご説明ください。
【結果】今の日本の色イメージ
カラー派:47.6%
モノクロ派:52.4%
カラー派の1位は青系で11.4%でした。サッカー日本代表のサムライブルーを理由としてあげている方が多数見られる中、日本の美意識からの連想や海をイメージしたので、といった声もありました。
ついで2位は茶系の7.3%、3位は赤系の5.9%、4位は緑系の5.8%で、5位がオレンジ系の3.0%でした。このように、カラー派の上位には原色系がランクインしています。
モノクロ派の1 位はグレー系に集中し42.1%という結果でした。理由としては、あいまいさや国の先行きが見えない不安の声が目立つ一方、日本の技術力や先進性をイメージしたから、という意見も散見。
2位は白系の6.8%、3位は黒系の3.5%でした。
10代の男女のカラー派はともに57.8%と過半数を超えました。将来を担う若者層の約6割が日本のイメージに彩りを感じていることがわかりました。
(詳細PDFの2ページ目以降で、色イメージについての性年代別と生活者の声の分析を紹介しています。)
なお、詳細については、添付のPDFファイルでご紹介しております。