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博報堂生活総研[生活インデックスレポート・消費動向編・9月](消費意欲指数・デフレ生活指数)

2015.09.01
#消費#生活総研

●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●9月は [消費意欲指数= 48.5点][デフレ生活指数= 62.5点]

  生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【9月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

9月の消費意欲指数は48.5点で、前月から-1.8ポイントの低下となりました。前年同月比は-0.1ポイントでほぼ前年並み。デフレ生活指数は62.5点で、前月比は+0.3ポイントの横ばい。前年同月比も+0.7ポイントでほぼ前年並みでした。

POINT   例年よりも、8月からの消費意欲の反動減は小幅に。
シルバーウィークや和らぐ暑さへの期待、秋物衣料の購入意向が下支え

9月は例年、8月までの出費(ボーナス、夏休み関連など)の反動で消費意欲指数が下がる月ですが、今年は前月比-1.8ポイントの微減にとどまりました(過去の9月の前月比:13年-6.5ポイント、14年-3.0ポイント)。

消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「シルバーウィークがあるから外出・買い物したい」、「気候的に、出かける機会が増えそう」、「秋物の服が欲しい」など、季節的な要因を挙げる回答が前年よりも増えています(14年9月54件→15年9月106件)。

今年の9月は、6年ぶりの大型連休(シルバーウィーク)が控えているのと、8月に猛暑が続いた影響で暑さが和らぐ9月への期待が高まったという、2つの要因が消費意欲を下支えし、8月の反動減を小幅にとどめたようです。

また、この傾向は特に女性で顕著です。13年、14年の9月は、男女とも消費意欲指数が前月から低下していましたが、今年は、女性は前月と変わらない結果となっています。

<過去の9月の前月比・男女別>  13年: 男性-5.5ポイント、女性-7.5ポイント
14年: 男性-3.0ポイント、女性-3.0ポイント
15年: 男性-3.5ポイント、女性±0.0ポイント

 ■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(9月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(9月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編・9月

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