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博報堂生活総研[生活インデックスレポート・消費動向編・7月](消費意欲指数・デフレ生活指数)

2015.07.01
#消費#生活総研

●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●7月は [消費意欲指数= 50.5点][デフレ生活指数= 63.3点]

 生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【7月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

7月の消費意欲指数は50.5点。前月から+4.8ポイント伸びて、今年の最高値となりました。前年同月比は+0.8ポイントでほぼ前年並みです。
デフレ生活指数は63.3点。前月比+1.3ポイント、前年同月比は+2.1ポイントと大きな変動は見られませんでした。

Point1 ボーナス&夏休みで引き締め意識も一段落。消費意欲は例年と同水準に

7月はボーナスや夏休みがあり、例年消費意欲指数は上昇します。今年も6月から+4.8ポイント上昇し50.5点で、今年初の50点台となりました。これは、昨年(49.7点)、一昨年(51.3点)の7月と同水準です。
「特に買いたいモノ・利用したいサービス」がある人の割合も31.5%と久しぶりに30%を超えました。
消費意欲の点数の理由を見てみると、例年の7月と同じように「ボーナス」を挙げる声が多く、「旅行の予定がある/行きたい」人は昨年を上回りました。「特に買いたいモノ・利用したいサービス」についても「国内旅行」が多く挙がっています。また、前月は「他の出費/出費予定のために控える、我慢する」という人が昨年を上回っていましたが、7月は昨年並みに落ち着いており、今月は外出の機会も増えて財布の紐が緩みがちになると思われます。
しかし、「金銭的理由で節約、我慢」という声も前月同様に挙がっており、金銭的な余裕がない状況が続く中で、来月以降に反動が来ないか懸念が残るところです。

Point2 女性30代の消費意欲が大幅な伸び。コト消費への意向が追い風に

7月は女性30代の消費意欲が旺盛で、7月としては過去最高の59.0点を記録しました(13年56.7点、14年55.1点)。前月からの伸びも+8.2ポイントと、女性30代における上昇幅も過去最高となりました。消費意欲の点数の理由を見ると、女性30代は「今月までに多く使った反動でセーブする」が前月に比べてかなり解消されています。
また、「特に買いたいモノ・利用したいサービス」がある人の割合も、女性30代は42.2%と全層の中で最高値となりました。具体的な内容を見ると、アウトドアレジャー、イベント、国内旅行などが他の層と比べて高く、7月は女性30代がコト消費の牽引層となりそうです。

 

質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(7月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(7月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編・7月

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