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博報堂生活総研[生活インデックスレポート・消費動向編・8月](消費意欲指数・デフレ生活指数)

2014.08.01
#消費#生活総研

●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●8月は [消費意欲指数= 51.6点][デフレ生活指数=64.5点]

2014年8月1日

 生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【8月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

■2つのポイント
①消費意欲は夏休みのコト消費を中心にやや上昇し、50点超え
8月の消費意欲指数は前月比+1.9ポイントと6月以降3か月連続で上昇し、久しぶりに50点を超えました。しかし、前年同月比は-1.7ポイントで、4月の消費税増税以降、前年を下回る状況は続いています。消費意欲指数の理由を見ると、例年通り、8月は夏休み、お盆、帰省に関連した消費が増えそうです。 「特に買いたいモノ」では、昨年と比べて、エアコン以外に好調な品目が見られない一方、「特に利用したいサービス」では、旅行、外食、プールやテーマパーク・映画などのレジャー、美容院といったコト消費が伸びています。女性を中心に「7月までに欲しいものは買った、セールで買った」との回答が多く見られるなか、 コト消費の堅調ぶりがうかがえます。

②女性の消費意欲は横ばいに留まり、男性がコト消費の牽引役に
消費意欲指数は、男性が+3.5ポイントと上昇しているのに対し、女性は+0.3ポイントと横ばいに留まりました。昨年は、女性がセールへの期待を8月まで持ち続けたことで消費意欲を高めていましたが、今年は前述のように「7月までに欲しいものは買った、セールで買った」と一段落している人や、「夏休み、お盆など何かと支出の多い時期だから控える」と支出を抑える方向に気持ちが向かっている人が目立ちました。また、「特に買いたいモノ・利用したいサービス」を見ると、女性が前月を下回る一方で、男性は前月より+4.0ポイント上昇しています。さらに、前月から今月にかけ、「特に利用したいサービス」で旅行を挙げる人は、女性より男性で多く増加するなど、男性がコト消費をひっぱる形になっています。

■時系列グラフ

■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(8月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(8月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 8月

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