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博報堂生活綜研(上海)、北京にて研究発表会を実施 -「生活者“動”察2013~都市に住む若者の新しい行動とその洞察」を発表-

2013.05.24
#グローバル#中国#生活総研

2013年5月24日

博報堂の子会社である「博報堂生活綜研(上海)」は、2013 年5 月24 日、中国伝媒大学広告学院と共同で、北京にて「生活者“動”察2013~都市に住む若者※の新しい行動とその洞察」と題し、中国の若者に関する最新の研究成果を発表いたしました。多数の中国企業・日本企業のマーケティング担当や責任者、中国および日本のマスコミ各社など200 人を越える方々にお集まりいただき、成功裏に終了いたしましたので、お知らせいたします。

最新の研究成果については、博報堂生活綜研(上海)の鐘鳴(しょうめい)首席研究員より紹介。今回の研究は、博報堂がもつ独自の生活者データベースである「博報堂Global HABIT」に加え、北京・上海・広州の合計5,400 名への意識・行動調査や、生活観察、中国版Twitter と呼ばれる「微博」等ソーシャルメディア上の発言分析・ユーザー調査などの結果を基に行いました。

その結果、中国の若者の新しい行動潮流の裏には、「今の自分を投げかけて共感を得て、価値観の合う人との関係を近づけ、巻き込んでいく。その中で自分の存在価値を増幅させていきたい」、という欲求が存在していることが見えてまいりました。これは、渦のように「他者と相互影響しあいながら伸長していく欲求」とも言えることから、「創漩(そうせん)」(渦づくり)と命名。特に1990 年代に生まれた「90 后」と呼ばれる若者層の間でこうした欲求の高まりが見られ、中国都市部そして、地方都市においても、若者層の一大特性となっていると言うことができる、としました。あわせて、中国伝媒大学広告学院の黄京華教授より、この「創漩(そうせん)」という欲求の存在を裏付ける発表もいただきました。

こうしたファインディングスを踏まえ、今後の博報堂生活綜研(上海)の活動として、「創漩(そうせん)」の欲求に対応したマーケティング・ソリューションはもとより、さらに今後は毎年一回程度、新たな中国の生活者の兆しや変化を紹介する調査発表会や、「地方都市」「ブランディング」等についての研究、マーケティングツール/ソリューションの開発も行っていくことを紹介し、ご出席いただいた皆さまからも、期待の声がよせられました。

今後も、博報堂グループは、高度化する中国のマーケティング課題に対応するために、中国事業を強化し、グローバル領域全体の拡大を目指してまいります。

※「若者」:18~27 才(90 后+85 后)の世代を「若者」と定義。
その中でも今回の研究対象は北京・上海・広州の3 都市で、世帯月収5,000~19,999 元としている。

【ご参考】

■博報堂生活綜研(上海)会社概要
正式名称: 博報堂生活綜研(上海)市場営銷諮詢有限公司
略称: 博報堂生活綜研(上海)
董事長: 加藤敏明
総経理: 大熊健二
設立: 2012 年4 月1 日
営業開始: 2012 年6 月1 日
所在地: 上海市
資本金: 50 百万円
業務内容: 生活者研究・マーケティングツールの開発、発信
URL: http://www.shenghuozhe.cn

詳細は添付の資料をご覧ください。

ご参考資料

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