お知らせ

博報堂生活総合研究所・酒井崇匡の連載「こども20年変化」第1回が、PRESIDENT Onlineに掲載

2017.12.08

博報堂生活総合研究所・酒井崇匡の連載「こども20年変化」第1回が、PRESIDENT Onlineに掲載されましたのでお知らせします。
この20年間、日本では少子化の進行、共働き世帯の増加、教育の脱ゆとり転換、デジタル環境の向上などさまざまな事象が生じ、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しています。こうしたなかで、子どもたちの意識や行動の変化についてレポートしていく予定です。

なぜ"不良の中学生"はモテなくなったのか

中学生では「不良」がモテなくなっている――。博報堂生活総研が子ども(小4~中2)を対象に調査した結果、「学校へ行くのがいや」「校則に従うのがはずかしい」と回答した子どもが過去20年間で最低になった。いま女子にモテるのは「やさしくて、清潔で、頭の良い子」だという。変化の原因はなにか。博報堂生活総研の酒井崇匡上席研究員が考察する――。(第1回)

どんな子が女子にモテるんですか?

博報堂生活総合研究所は今年、子ども(小4~中2)を対象とした大規模調査「子ども調査2017」を実施しました。この調査は20年前の1997年から同じ調査設計、項目で実施されている長期時系列データ(ロングデータ)です。この連載では、ロングデータの分析から見えてくる20年間で起こった子どもたちの変化と、同時に実施した家庭訪問調査や小中学校の先生などへの取材から、今、子どもたちに生まれている新しい価値観や生活行動について解説していきます。

「今の子どもたちにとって、不良はもうモテの対象じゃありません」

これは、ある中学校の先生がおっしゃっていた言葉です。学校の先生や子育て中のお母さん、大学生の皆さん達と「子ども調査」の結果を分析していたとき、この一言が出てきました。

「じゃ、例えば男子だったら、どんな子が女子にモテるんですか?」と聞くと、「“逃げ恥”の星野源のような、やさしくて、清潔で、頭の良い子」という答えでした。

私は1982年生まれで、子どもの頃、周囲には「不良」と呼ばれる人たちがたくさんいました。『スラムダンク』や『幽遊白書』など当時の人気マンガも、多くの主人公が「不良で乱暴者」というキャラ設定でした。その不良がモテなくなったというのはどういうことなのでしょうか。

戦後、最もワルかったのは「新人類世代」

そもそも、不良はどれくらいいるのでしょうか。警察庁の「少年の補導および保護の概況」という資料をみると、警察に検挙・補導された非行少年が該当年齢1000人あたりで毎年何人いたのかがわかります。なお14~19歳の「刑法犯少年」は検挙、10~13歳の「触法少年」は補導です。

→続きはPRESIDENT Onlineのページへ

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