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広告会社で働くパパの『あったらいいな』
第一回:回転寿司の妄想

2019.01.11
#こそだて研
博報堂のパパ社員が日々の子育てのなかでの気付きから、「こんなモノ・サービスがあったらいいな」を広告会社社員ならではの視点で妄想する連載コラムです。第一回は、博報堂こそだて家族研究所パパチームリーダーで、4児のパパでもあるのアクティベーション企画局部長 尾崎徳行です。

いきなりですが、パパのみなさん、回転寿司ってよく行きませんか?

私は自宅の近くの回転寿司に子供と良く行くんです。良くというか、超がつくほどヘビーローテーションでかよっています。

私の生活環境をお話しますと、東京の広告会社で働くパパとしては少し遠方に住んでいまして、静岡県の長泉町という三島・沼津の間に挟まれた小さな町から新幹線で通っています。このエリアは回転寿司の激戦区じゃないか!?って思うぐらいたくさんの回転寿司のお店があります。とっても恵まれた環境で、子供が小さい頃から家族みんなが大好きでお世話になっています。

何がすごいって、とにかく楽しいんです!美味しいネタはもちろんのこと、遊びゴコロのあるエンターテインメントやバラエティに富んだメニュー、そして便利を超えたおもてなしの気持ちなどなど。そして日々新しく、発見があって、全然飽きないんですね。

普段、回転寿司に行かれない方にちょっとだけさわりをお伝えしますと、通常の回転レーンだけでなく超特急で運んでくれる新幹線レーンがあったり、食べたお皿を投げ込むとスロットゲームになって当たるとガチャガチャのようにおもちゃの入った玉が出てきたり、本格的なスイーツがあるかと思ったらラーメン・うどんなどの麺類も豊富!まだまだこんなものじゃなくて、これだけでは回転寿司の素晴らしさは伝えきれないのですが、もっと詳細は他の方におまかせするとして、、。

なにが言いたいかと言いますと、ここに子供と育児を楽しむヒントがたくさんつまっているんじゃないか?ということです。

あったらいいな①『回転ファミリーレストラン』

最近、回転スイーツ店が都内にできて話題になりましたが、パパ目線ではファミリーレストランで回転ファミレスをやってくれたら子供を持つ家族はうれしいんじゃないかと思います。ハンバーグ、オムレツ、スパゲッティ、サラダ、ピザ、唐揚げ、ポテト、カレー、うどん、アイスクリーム、ケーキ、なんでもありですね。子供は胃袋が小さいので、小分けのものをたくさん食べられるのが一番です。大人向けのメニューも流してもらえるので家族で満足できますね。もはや食事系であれば、いろんな応用ができると思います。

例えば、お鍋。ちゃんこ鍋、しゃぶしゃぶ、すき焼きなど、いろんなお鍋のネタが回転で流れてくる。といった感じです。とにかく、あの楽しい感じを、ファミレスやいろんな外食系で体験できるとこそだて家族は、無邪気にうれしいですね。

あったらいいな②『回転図書館』

回転〇〇の妄想はまだまだ続きます。回転の魅力は、「次に何がくるのか?」「こんなん流れてきた!」という獲物をねらう感じと、予想外の出会いのワクワク感と最後に何枚食べたか?などの達成感がわかることだと思います。子供たちは、最後にお皿の枚数を数えて、10皿食べた!お父さんより多い!最高記録達成!などとあのお皿が積み上がる達成感がうれしいみたいです。こんな感覚を見ていてふと思ったのが、絵本や本などが積み上がっていく『回転図書館』的なものがあったら面白いかもなーと。子供の読む本は、ものによりますがわりと短編ですぐ読めちゃうものが多いですよね。1時間で10冊ぐらい読めるんじゃないでしょうか?途中にパパが読み聞かせ的に読んであげてもいいですし、一緒にジュースやご褒美のお菓子なんかも流れてくる感じがイメージです。読んだ冊数に応じてポイントが貯まる感じもいいですね。

もっと広げて、回転学習塾っていうのはどうでしょう?その日のカリキュラムを自分で選んで重ねていく。その枚数がその日の勉強の成果!時には、タイムトライアル的に1時間で何題解くことができたか?などのテストに使ったりも、なんて・・

いずれにしましても、回転寿司のあの“達成感”を学びに転用できないかなと妄想した次第です。

あったらいいな③『回転プレイグランド』

さて、妄想ついでにもう一つ。あの回転するお皿に乗ってみたいですよね。あれ?私だけですかね。子供と回転寿司を食べている時に良くそんなことを話します。よくある子供のプレイグランドは最近では色々な遊具があって楽しいです。その中に、回転しながら遊具がどんどん出てきたり、自分がその回転するお皿に乗れちゃったりするともっと楽しくなるんじゃないかと思います。なんなら流れるプールと合体させちゃってプールにたくさんの寿司ネタの浮き輪(遊びネタのアイテム)がお皿と一緒に流れてくるとかどうでしょう?

と、最後はもはやなんだかわけが分からず、取り留めもなくなってしまいましたがご容赦下さい。

いずれにしましても、回転寿司が私たちこそだて家族に提供してくれている価値って本当にたくさんあるんじゃないかって思います。特に、子供をワクワクさせたり、学ばせたり、達成感を味あわせたりする魅力や力があります。もちろん、現実的にはコストやオペレーション上の制約は大きなハードルがあると思いますが、最近のテクノロジーの進化や柔軟な発想の転換があれば、何か新しい面白いものが生まれるんじゃないかと期待し、勝手に妄想してみました。

ということで、最近の回転寿司に行っていない方は、まずその楽しさを久しぶりに体験しに、足を運んでみてはいかがでしょうか?

こそだて家族研究所
パパチームリーダー
4児のパパ

アクティベーション企画局部長
尾崎徳行

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