未来の北海道の農家が憧れの職業へ。新どさんこは先進農業の成長やグローバルなアグリビジネスを期待。

「新どさんこ研究所」( 新ど研)とは…
生活者を取り巻く環境変化が加速していく中、北海道民も変わっていくという仮説のもと「一歩先の道民=新どさんこ」の姿を生活者データ分析や未来予測から見出す専門組織。2016年5月に北海道博報堂内に設立し、マーケッター、クリエイター、デジタル系のスタッフ、留学生研究員など10名で構成。「新どさんコラム」では、「新ど研」山岸所長が、調査データを元に、北海道民の意識や傾向を斬っていきます。

今回のレポートでは、道民の“北海道農業への意識” をご紹介します。

今回、道民が北海道農業や道産農畜産物を応援し、支えていきたいという気持ちが高いことがわかりました。

北海道の農家が憧れの職業になること、北海道がITを駆使した先進農業のモデルエリアになることに対する期待度は、前回調査(2016年11月)では道内と道外が同程度でしたが、今回調査(2017年11月)で大きくスコアが高まっています。

また、日本を支える食糧基地の北海道が、将来世界レベルの食糧基地になるという期待も高まっています。世界を相手にする北海道企業が増えることへの期待も高いことから、グローバルなアグリビジネスへの発展が期待されていることが窺えます。

道民の、地元の北海道農畜産物を支持する気持ちは高い傾向を示しています。「地元産の商品を応援したい」「地元で暮らしていきたい」といった項目が、他県より道内の人々は高く、地元愛が強い点なども影響していそうです。
北海道農業・北海道産の食物を支えていきたいという道民の気持ちは、こうした郷土愛とともに育まれた、見えないけれど力強く息づく資源ではないかと思います。
この資源こそ、北海道の食を支えることはもちろん、新たな食をリードして価値を創りだす力にしていくことが重要ではないでしょうか。

新ど研では、これまでも6次化商品の開発としてアスパラの漬物を発売することにも挑戦してきましたが、北海道が協力し合うことで価値を見出せるという実感を得ました。
北海道は競争よりも協力して成長できる地域という意識も高いようです。北海道は広く、地域でもさまざまな特色ある農業が営まれています。各地域が協力して取り組むことで、新たな価値が見出せるはずです。

■詳しくはこちら
新どさんこ研究所ウェブサイト http://shindoken.com/

山岸 浩之(やまぎし・ひろゆき)
新どさんこ研究所 所長

2014年北海道博報堂入社。
コミュニケーション戦略局長兼マーケティング部長 として、
北海道の様々なクライアントの戦略立案やリサーチを担当。