「今年のマーケティング活動による販売への成果が、どの程度だったのか教えて欲しい。」
このような話を、上司や役員、もしくは予算管理や財務担当からされたことはありませんか。
もしくは、ブランドマネージャーに対してこのような問い合わせをしたことはありませんか。
マーケティング活動による販売への成果が全体の何パーセントなのかを明らかにするため、キャンペーンの事後調査結果を用いたり、過去に実施したA/Bテストの結果に基づいて説明する場合もあるかと思いますが、調査やテストを通じて販売への効果を明らかにするためには、事前に精緻な設計をおこなう必要があります。
しかし、実際のマーケティング環境は、マーケティングミックス(4P)や3C(顧客・自社・競合)分析のフレームワークに代表されるように、メディア出稿等のプロモーションによる効果だけではなく、値引きなどの価格要因や、配荷などの店頭要因、他にも競合のマーケティング活動の影響を受けたりと、販売に対し様々な要因が折り重なっているのが実態です。
このような複雑なマーケティング環境において、各マーケティング施策がそれぞれどの程度販売に効果があったかを統計解析を活用し可視化・定量化する分析手法を、マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)と言います。
本講座は、弊社のマーケティング・ミックス・モデリングソリューション「m-Quad」の実担当者を講師に迎え、講義と演習を組み合わせた形でマーケティング・ミックス・モデリングの概念にも触れながら、「マーケティングROIをどのように算出するか」、「算出したマーケティングROIをどう活用するか」について、理解を深めていただきます。
マーケティングセクションに在籍する方に加えて、マーケティング予算が正しく使われているかという課題や販売予測シミュレーションなどにご興味のある本社マネジメントセクションの方にも推奨できる内容となっています。
【詳細、お申込はこちらから】
http://www.hakuhodo.co.jp/marketingschool/course/workshop15.html
※競合企業の方、学生の方は、お申込の際に、ご連絡をさせていただく場合がございます。ご了承ください。
1.講義
講座の目指すべきゴールを提示させて頂いたのちに、「マーケティングROIとは?」や、マーケティングROIの算出方法について、お話いたします。
2.演習(個人ワーク)
簡単な事例演習を交えながら、実際にマーケティングROIを算出し知識の定着を図ります。
3.講義
弊社のマーケティング・ミックス・モデリングソリューションm-Quadの実担当者から、「マーケティングROIの実際」と、マーケティングROI算出をスタートとして取り組むべきことについてお話いたします。
4.演習(個人ワークならびにグループワーク)
対象とする自社商品(ブランド)を選んで頂き、実際にマーケティングモデル作成の導入部分にトライして頂きます。
※講義と演習もしくはグループワークを組み合わせながら、受講者とディスカッションをしながら進行してまいります。
2007年博報堂入社。
初任配属として経理財務局に配属以降、7年半に渡り本社マネジメントスタッフとして、業績管理・予算策定・中期計画策定・全社会議体運営に携わった後、博報堂DYメディアパートナーズにて、マーケティング・ミックス・モデリング等を活用したマーケティングROIの可視化業務に取り組む。
財務部門とマーケティング部門の両方に在籍した経験を活かした分析を得意としている。