お知らせ

博報堂、地域社会の文化資源を活かした 新たな価値創造の仕組みと社会モデルを構想する 『生活圏2050プロジェクト』始動

2017.12.19
#地域

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂)は、地域社会の文化資源を活かした新たな価値創造の仕組みと社会モデルを構想する『生活圏2050プロジェクト』を2017年12月より始動いたしましたので、お知らせします。

2050年、今から「ひと世代後」の社会。今年生まれた赤ん坊が30歳を超え、社会を担う中心的存在となる時を象徴的に表わす年号です。日本は戦後から高度経済成長期を通して、団塊世代(1947~1951生まれ)という巨大な人口ボリュームにあわせて、拡大と成長を前提とする社会・経済政策、都市構造、生活価値観をつくりあげてきました。団塊世代がほぼ100歳を迎える2050年は、こうした社会的通念が書き換えられた後の社会をも意味しています。

人口減少社会と少子高齢化が進む今後の日本社会では、逓減していく生産力、生活環境の維持力に対して、適応策(アダプテーション)と、緩和策(ミティゲーション)に終始するのではなく、都市や地域社会が培ってきた固有の文化資源と先端科学技術をかけあわせ、都市や地域社会を「新しい価値創出のプラットフォーム」として育んでいく創造策(クリエーション)が重要となります。

当プロジェクトでは、地域社会の文化資源、人材リソース、科学技術などがもたらす可能性など、価値創出力と持続性を持った「生活圏」を育むための社会的・文化的要因を明らかにし、産官学民のステイクホルダーとの協働を通し、次世代の社会モデルと、文化・社会・産業振興の戦略とアクションプランを構想、提案していきます。

※「生活圏」(Living Sphere)
生活圏とは、地域社会やコミュニティでともに生きる人々が協働し、地域の多様なリソース(自然環境、文化資源、人材、科学技術、産業など)の特色と価値を生かしながら、持続的・自律的な生活を営んでいる圏域のこと。

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■関連コラム「生活圏の未来を描こう」
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