神岡太郎一橋大学教授・博報堂エンゲージメントビジネスユニット 共著
2013年1月
博報堂
博報堂の次世代型統合マーケティングの旗艦組織である「博報堂エンゲージメントビジネスユニット」は、このたび、一橋大学の神岡太郎教授との共著で、社団法人・日本マーケティング協会の協力のもと、『マーケティング立国ニッポンへ -デジタル時代、再生のカギはCMO 機能』を刊行しました。
グローバルで苦戦している日本企業。原因の一つは「マーケティングの弱さ」だとする指摘が少なくありません。しかし見方を変えれば、日本企業のマーケティングの強化には大きな成長余力があるとも言えます。
世界2位の経済大国にまで上りつめた「モノづくり立国」から、今、新たな「マーケティング立国」へ。日本企業がマーケティングの力を増すことで、企業の競争力を高め、ひいては国の底力を高めていく。そのような希望のビジョンも見えてきます。
そのカギを握るのは『CMO 機能』。日本ではまだあまり馴染みのないCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー、最高マーケティング責任者)が本来持つ役割である全社的なマーケティング・マネジメントを、組織として実践する機能です。
本書では、この『CMO 機能』について、多くの企業事例を通じて詳しく解説するとともに、ソーシャルメディアやビッグデータ等のデジタル環境を活用したCMO 機能の実践に向けたヒントを提供します。
神岡太郎教授と博報堂エンゲージメントユニットによる共同研究チームは、約2年前に『CMO 機能』という言葉を初めて世の中に送り出して以来、事例研究と討議を重ね、今回その成果を書籍という形で著しました。博報堂側の執筆チームは、過去50社以上の企業のマーケティングに従事した安藤元博エグゼクティブマーケティングディレクターを中心に、弊社内外の最新のマーケティング知見を集約し、本書にまとめています。
ぜひ、ご一読ください。
<書籍情報>
判型:四六判 ページ数:256 ページ
定価:2,100 円(税込)
ISBN:978-4-8222-2526-1
発行:日経BP 社
発売日:2013 年1 月24 日
目次:
はじめに
第1 部「CMO機能の芽生え~国内事例からのヒント」(博報堂エンゲージメントビジネスユニット)
・全社マーケティング体制の強み -セイコーマートの事例
・「マーケティング会議」が会社を動かす -宝島社の事例
・IT はマーケティングを変えるのか -東京海上日動システムズの横塚裕志社長の視点
第2 部「日本企業が抱える課題の本質、CMO機能こそ解決への鍵」(神岡教授)
・日本企業のマーケティングの現状
・マーケティングをマネジメントする
・組織として機能するマーケティング
・企業経営とマーケティング
・マーケティングとIT の融合のために
第3 部「CMOの機能実践に向けたデジタル時代の5 つのピース」(博報堂エンゲージメントビジネス
ユニット)
・ビッグデータ
・スマートデバイス
・ソーシャルメディア
・マーケティングダッシュボード
・マーケティングROI
終 章 「CMO機能、今日からの実践に向けた10 の提案」(博報堂エンゲージメントビジネスユニット)
おわりに