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発達障害のある児童を就学前より指導し、小学校の通級指導と連携させた21年間の地域の先駆的取組
生駒市立生駒小学校ことばの教室・通級指導教室

生駒小学校には、LD(学習障害)など、発達障害の小学生を指導する「通級指導教室」と共に、県内唯一の就学前幼児のための支援機関である「生駒市ことばの教室」が併設されています。生駒市では就学前幼児と小学生のための2つの支援活動を、同じ敷地内で行うことで、双方が連携し、児童の長期的・継続的な支援を可能にしました。さらにその活動の輪を地域の療育・福祉機関や家庭にまで広げ、保護者の会を立ち上げるなど、支援体制の整備に努めています。ことばの教室は1986年に設置され、時代に合わせて通級指導教室と共にその事業形態を進化させてきましたが、この21年に亘る地域からの信頼と活動実績を生かして、巡回相談や校内研修での講師を担当するなど、地域の特別支援教育においてもセンター的役割を担っています。
| この活動を始められたきっかけは何ですか? | |
| 県内に先駆けて生駒市では、ことばの教室を設置し、発達障害をもつ子どもの指導を始めました。保護者の会は10年前、「周囲の理解が得られず、将来の不安が大きい。同じような悩みを持つ保護者と話したい」と相談を受けたことから保護者主体で設立しました。 |
| 子どもたちは、どのように変わりましたか? | |
| 幼児から小学生までの子どもたちを幅広く支援してきた結果、状態が改善されました。また、保護者間交流の場ができたことにより、「親子ともに居場所ができ、悩みながらも前向きに考えられるようになり、子どもとの生活を楽しめるようになった。」との声が聞かれました。 |
| 苦労された点、成功のポイントなどをお聞かせください。 | |
| ことばの教室の理解や発達障害について各校園や保護者に積極的に働きかけてきたのですが、なかなか理解が進まず、地道な活動を積み重ねていきました。保護者会活動については、保護者主体の運営としたことで横のつながりが深まり、また、サポートする中で保護者間との信頼関係が深まりました。 |
| これから同じような活動をされる方へ、ワンポイントアドバイスをお願いいたします! | |
| 市に理解してもらうために地道に活動すること。また、保護者会活動においては、保護者が主体的に活動できるよう支援することです。 |

保護者が気軽に集まり、情報交換できる「子育て支援連絡会」を定期的に開催。
歴史あることばの教室を、10数年来、幼児期の言語発達支援と小学校での通級指導に分けて運営してきた。地域の療育・福祉機関とも連携し、保護者との連携組織も立ち上げられて、地域における支援体制の整備も着実に進められている。通級指導教室ではLD等の発達障害児が増加しており、幼児期も含めた特別支援教育の実践として高く評価される。

幼児の卒園と小学校6年生の卒業を祝っての「チヂミパーティー」
【所在地】
〒630-0252 奈良県生駒市山崎町4−44
TEL:(0743)-75-1408
FAX:(0743)-75-1408
E-mail:kotoba@ed.city.ikoma.nara.jp
【団体の規模】
・指導・相談数:158名
・指導者数:5名
2003年 「学習障害(LD)児の支援事業 指導体制の充実に関する研究報告」奈良県
2003年 文集「かがやいて宇宙」 保護者の会「宇宙」
2005年 「“読み書き”につまずきのある児童への指導に関する一考察−ことばの教室における個々の認知特性に応じた指導−」大阪教育大学
2006年 「地域のセンター的役割について」大阪教育大学
2006年 「アンケート調査から見た個々のニーズに対応した教育的支援の現状」大阪教育大学