HAKUHODO SOCILA ACTION

日々の仕事を通じて取り組む / 東北グリーン復興事業者パートナーシップ

環境と経済が両立する復興を……「東北グリーン復興 事業者パートナーシップ」プロジェクト

テーマビジネス開発局

諏訪部裕美


東北グリーン復興のウェブサイトはこちらから
http://gema.biology.tohoku.ac.jp/green-renaissance/

「東北グリーン復興 事業者パートナーシップ」は、復興庁の「平成26年度『新しい東北』先導モデル事業の公募」で採択されたプロジェクトです。
このプロジェクトは、東北大学生態適応センターが中心となって震災直後にスタートした「海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト」の中に位置づけられています。東日本大震災の被災地である東北地方は、生態系の恵みを最大限に利用して生活してきたところです。その、地域が持つ本来の生活背景である自然環境の豊かさと生態系を守った復興を「グリーン復興」と名付け、「海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト」の活動を行ってきました。環境省が行っている「三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興」にも言葉が使われ、意図が反映されています。
東日本大震災から2年が過ぎ、東北の「グリーン復興」をより加速させていきたいと、企業を巻き込んだプロジェクトの企画を立てたところ復興庁の公募に採択され、2013年11月に仙台で開催された「第1回アジア国立公園会議」サイドイベントで設立発表を行って事業をスタートさせました。

「東北グリーン復興 事業者パートナーシップ」では、自然環境と生態系保全と経済活動が両立・自立した東北の経済の実現を目指しています。地域資源の価値を伝える「食歩学守」(地域を食べる・歩く・学ぶことによって、自然環境や資源を守る)というキーアクションを主軸に、未来を見据えて企業のバリューチューンを活用した継続的なモデル事業を創出していきます。
これまでの取り組みとしては、まずキックオフとして、「2025年を想定した東北における『自然環境保全と経済活動が両立する社会』」をテーマに、持続可能な事業アイデアを探索するべく、イノベーション創発ワークショップを実施。

キックオフとして行われた、「2025年を想定した東北における『自然環境保全と経済活動が両立する社会』」ワークショップ

日本を代表する企業や東北の企業の方々、研究者、有識者40名が参加し、数多くの事業アイデアを創出しました。そして、日本三景・松島の中で唯一の有人島である浦戸諸島(宮城県塩竈市)と宮城県南三陸町で、「食歩学守」のモデル事業をスタートさせました。地域資源を洗い出しながら、エコウォークや産品開発を行って、「新しい東北」の在り方を提案していきます。

博報堂が企業に対してご提案してきたソリューションは、地域でも活用いただけるものだと考えています。東北地方はソーシャルの課題を多く抱えています。それはまた企業にとっての課題でもあります。このプロジェクトでは、未来を可視化することで東北はもちろん、企業にとってもメリットのある事業を創出していきたいと思っています。

2014年2月に、東京・秋葉原と青山で行われた「浦戸諸島のおいしいものフェア」。浦戸諸島の女性たちが開発した産品は大好評。キッチンカーでの料理も完売。大盛況のうちに終了した。

東北グリーン復興事業者パートナー―シップ ウェブサイト
http://gema.biology.tohoku.ac.jp/green-renaissance/