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ブランドにできること。それは、商品や企業に親しみやロイヤリティといった付加価値をつけることだけでしょうか?
多くの企業のブランド戦略をお手伝いしてきた中で感じることは、特に「企業ブランド」を考えたとき、それは生活者にとって、社会にとっては、企業の存在意義をつくること。企業にとっては、企業活動の原点やビジョン、指針をつくることだと私は思っています。
すべての企業にとって経営の持続的なテーマが企業価値UPですが、財務指標から導き出す数字が、価値の全てを表しているとは限りません。例えば、M&Aのプロセスにおいては、従来は経営数字や、組織効率化といった視点が中心となっていました。しかし、最近では、社員の帰属意識や働き甲斐の提供がその成否を大きく左右すると言われ始めています。また、顧客、株主、生活者、地域・社会といったあらゆるステークホルダーとの"新たな絆"の獲得が、大切な要素となってきています。そもそも博報堂は、あらゆるソリューション、サービスを通して、企業と生活者の橋渡しをしながら新たな価値を生み出していくことをビジネスとしているわけですが、M&Aブランディングも、まさにこの視点を意識したブランディングと言えます。
M&Aブランディングとは、一言でいうなら、「ブランド視点から、M&A効果を最大化する、企業戦略設計〜ブランディング実行支援」です。
例えば、統合後、買収後の企業の姿や価値をどう定義するか。生活者や市場トレンドを加味しながら、企業インサイトを発見し、企業の提供価値を規定します。また、ターゲット選定においては、生活者・市場の視点からターゲット企業や事業の価値や、自社企業ブランドとのシナジーを見極めます。
さらに、M&A後の企業価値最大化に向けた様々な経営施策をスムーズに行うために、プロセスの早い段階からブランディング戦略を策定しています。
アフターM&Aのフェーズでは、アウター、インナー各ステークホルダーへの浸透活動、コミュニケーションを通し、顧客基盤の強化と社内活性化を図っています。
「企業インサイト・生活者インサイトを発見し、今後の企業ブランドのコアをクライアントと一緒に創っていく」。それこそが、博報堂ならではのブランディングと言えるでしょう。
