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企業ブランディング

宮澤正憲

博報堂ブランドデザイン部長

本質的な"らしさ"を創る

企業の本質的な"らしさ"を抽出し、オールタッチポイントで、その未来形を創り上げる。博報堂の企業ブランディングは、単なるイメージではない、根本的な解決をもたらします。

企業ブランディングとは、一言で言えば企業の"らしさ"をつくる活動です。

企業ブランディングの進めかたは色々ですが、一般的には、まず今どんな"らしさ"を持っているのかを確認することから始まります。その企業はどんな歴史を経てきたのか、今、顧客はどう見ているのか、従業員はどんな意識なのか、競合はどう動いているのか、などなど。その際重要なのは、今まで気づかなかった潜在的な"らしさ"や、表層的でない本質的な"らしさ"を探し出すことです。そのために、最先端のリサーチ手法などを駆使しながら、奥深く眠る"らしさ"の金脈を浮き彫りにしていきます。

本質的な"らしさ"が明確になってきたら、次は、未来の"らしさ"を創りあげる作業です。将来に向けて今後も継続するブランド資産や、敢えて捨て去らなければいけない資産は何か。また、新たに獲得すべきモノは何なのか、そんな未来の視点を加えながら、これからの夢のある"らしさ"の源を策定していきます。その際、理屈を越えた感性領域にまで積極的に踏み込んでいきます。論理的な左脳と、感覚的な右脳を行き来しながら、骨太で魅力的な"らしさ"を決めていくのです。

理想の"らしさ"が規定されたら、いよいよ"らしさ"をカタチにしていく作業が始まります。カバーすべき活動は、多岐にわたります。CIやネーミング、広告といったコミュニケーションから、商品開発、サービス開発、事業開発といった商品そのものに関わる業務、さらには、そうした"らしさ"を生み出すための土壌、すなわち組織、人事、研修、風土改革まで。企業ブランディングの作業は、こうした様々な企業活動を、"らしさ"つくりのために再編集する作業ともいえます。

"らしさ"創りには、決まった公式はありません。どんな風に"らしさ"を創っていくか、その手法そのものにも、その企業の個性が反映されるからです。実際の作業では、常にその企業ならではのオリジナルの解決手法を考えていきます。
企業ブランディングは、他の企業にはない魅力的な"らしさ"を創りあげていく実体活動です。本質的で奥深く、ダイナミックで人間的な仕事なのです。一つでも多くの魅力的な企業"らしさ"が花咲けば、社会はもっと楽しく豊かになるのではないでしょうか。私は、そんな思いで、企業ブランディングに取り組んでいます。


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